「おもしろいのかろくないのか?」団地 bobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
おもしろいのかろくないのか?
おもしろいのかろくないのか?
こういう映画観ると困る。
入り口ですべって、やり過ぎて、それでもやりたいことをやり通される映画。
もちろん「顔」のコンビ復活ということで見ました。
しかしやりたいことは全然違うから、そこは阪本順治らしいと思う。
映画は突っ込みどころ満載なのに、よく出来ている。そこが1番困る。確信犯なのだから。
ストーリーは団地に越してきた夫婦と団地の連中とのやりとりから始まり、中々の進展を見せる。
最初に「世の中ノイローゼみたいなものだから」というセリフがあり、ひくが、あとから考えると効いているのだから、やられる。
おもしろいのかおもしろくなかったのか、考える映画。
てことは、おもしろかったということだろう。これだけ考えさせるのだから。
ついていけない人はハナから相手にしてない映画とも言えるから、要注意です。
あと、団地ものでコテコテといえば思い出さずにいられないのは
川島雄三の「しとやかな獣」
阪本順治監督もカメラアングルの一部でオマージュしたと思われる。
そういえばあの映画も団地ものと思いきや全然違うことを言っていた。
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