「●手玉に取られた。」美術館を手玉にとった男 うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)
●手玉に取られた。
ある男の物語。
彼は美術館を手玉になんかとってない。
むしろ彼には絵を描くことが救いなのだ。
テレビを観ながら、ただ無心に描くことが。
周囲は言う。「オリジナルを」と。
土台ムリな話だ。
彼は表現者ではなく技術者だから。
それも一流の。そして純粋な。
そういう悲しい男の物語。
誰か修復士の仕事とか紹介してやれよと思う。
宝の持ち腐れ。
でも、そういう見方もたぶん違うんだろう。
そういう不思議な男の物語。
邦題がミスマッチ。
しかし、この邦題だから観ようと思ったわけだから、興行としては正しい。
手玉に取られたわ。
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