「余計なドラマを排除したストイックさが良い」トランス・ワールド つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
余計なドラマを排除したストイックさが良い
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設定のアイデアだけで押し切ったようなシチュエーションSF。序盤に至ってはSFであることも分からないスリラーでもある。
場合によるだろうが、尺の関係なのか余計なドラマが薄くライトな感じにポンポン進むのが意外と良かったように感じた。
実際は、パラドックスに陥って誰かは消滅する緊張感のようなものがあるはずなのに、それを感じる間もないスピードで終わってしまう。
半分に差し掛かる前には設定のおおよそが予見できるが、それも余り関係なく面白かった。
むしろ、設定バレしてからが本番だ(とはいってもすぐ終わってしまうけれど)。
四人目が登場してから時間的にも状況的にも余裕がなくなって面白さが増すよね。
クリント・イーストウッドの息子であるスコット・イーストウッドが一応主演かな?2番目かな。くらいで主演している。
彼はお父さんと違ってスタンダードなハリウッド俳優という感じで何か目立たないよね。
個人的にはお父さんよりも好きだったりするんだけど。
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