DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧のレビュー・感想・評価
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おバカだけど、実は凄い奴ら!
コレ実にいいドキュメンタリー作品じゃわ。結成から今までの映像と、元メンバーの「まりん」こと砂原良徳をはじめ、親しいミュージシャンやスタッフなどのインタヴューで、彼等のこれまでの「足跡」をしっかり伝えている。
結成、メジャー・デビュー、勝ち取った栄光、その後の挫折、スタッフとの衝突を経て、そこから這い上がるまで、それから海外での反響、メンバー間の考えの違い、「まりん」の脱退、最高傑作を出した後の活動休止、迷走して、再び歩き出して軌道に乗った後に仲間の急死、そして再び立ち上がって、今に至る。
実はこの間に、彼等は日本のテクノ・シーンを確立させた。この経歴を見るだけでも実にドラマチック。
私は『Voxxx』(2000)からずっと聴いているんだけど、こんな事実があったなんて...長年のファンなんだけど、まだまだ知らなさすぎるなぁ...
兎にも角にも、テクノ・ファンだけじゃなく、日本のロック&ポップスのファンは必見の一本!
人気あるね
夕方のバルト9は、ほぼ満席。人気あるんだねえとほっこりしながら席に着いた。音響もすごくよかったし、彼らの歩みと彼らの良さがちゃんと淡々と紹介されていた。客層も老若男女さまざまで、見終わったあともみんな満足そうだった。
関係者が語るL'Arc-en-Cielが売れたからよかったんですけど、のところで場内から爆笑がおきたのと、スチャダラのアニがでてきたとこでもクスクスからの爆笑っていうのが楽しくて私も一緒に笑ってしまった。
すごくよかった
電気グルーヴはファーストアルバムから聴いていたのだが、オールナイトニッポンを数回しか聴いていなかったのでファンを名乗ることに未だに気おくれしている。
またライブやフェスなどお客さんがたくさん集まる場所は苦手なので、一度もライブに行ったことがない。なので今回の映画はガラガラの映画館で見ることができて、音響も素晴らしく最高だった。
石野さんと瀧さんのすごく仲がいいところが特によかった。どちらか一人が亡くなったら、もう一人も死んでしまうのではないだろうかと心配になるほどだった。
先日見た『ストレイト・アウタ・コンプトン』とちょっと重なる時代を描いていて、彼らがアメリカ人なら敵対勢力と銃で威嚇し合ったりもしていたかもしれない。NWAと同じくらい鼻っ柱の強さを感じた。また、どっちも「経費も掛かっているんだぞ」と文句を言われる場面があった。乱交パーティの代わりに女性スタッフが寝ている顔に丸出しのおしりを近づけている場面が微笑ましかった。
『Shangri-La』が生まれる場面をまりんさんが語っているところがすごくよかった。お笑い芸人ではなく、ミュージシャンなのに悪ふざけをして腹を抱えて笑っているところがたまらなくかっこいい。そういったところでもオレはミュージシャンにこれからもずっと嫉妬し続けると思う。
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