女が眠る時のレビュー・感想・評価
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他の方も書きている通り、評価の分かれる映画だと思う。 意味が分から...
他の方も書きている通り、評価の分かれる映画だと思う。
意味が分からない。
でも、嫌いではない。
余韻が残る不思議な魔力
最近、説明が丁寧で判り易い作品が多い中、久々に観た難解な作品だった。本作は、リゾートホテルに滞在した二組のカップルが織り成す異色ミステリーである。作家である夫は、作家を辞めて就職することになったものの、執筆活動に未練があり、次回作が書けずに悶々としている。編集者である妻も夫の再起を強く願っている。そんな夫は、偶然、ホテルのプールサイドで見かけた親子ほど歳の離れたカップルに興味を覚え、二人の不可思議な世界に溺れていく。
観念的な作品なので、几帳面に、場面、場面をジグソーパズルのピースのように嵌め込んでストーリーを明確にしようとすると、思考の迷宮に入り込んで、監督の罠に嵌ってしまう。意味不明な作品になってしまうので、美術館にいる感覚で、場面、場面を絵画のように楽しみたい。その為に、監督は、風景の美しさ、若い女性の瑞々しさなどの映像美で魅力的な場面を用意してくれている。
ラスト近くの夫を祝う会食シーンで、バラバラに見えたジグソーパズルのピース(場面)が一気に嵌め込まれ、ストーリーが垣間見える。プールサイドで、カップルを見るように促したのは妻。夫が見ていることがばれないように、帽子越しに見ることを勧めてくれたのも妻。そして、ラスト近くの夫を祝う会食シーンで妊娠していたのも妻。結局は、夫の再起を強く願っていた妻が仕組んだことだと推察できる。合点がいく。
本作は、鑑賞後、余韻がいつまでも残る。様々な場面がフラッシュバックしてくるので再解釈を試みるが、なかなか明快な答えに辿り着かない。思考の迷宮から抜け出せないので、また観たくなる。不思議な魔力を持った作品である。説明は極力排除して、映像表現主体で、解釈は観客に委ねるという本作の手法は作品を難解にする。しかし、謎めいている方が魅力的に感じるという人間の心理を巧みに利用しているので、劇中の夫が歳の離れたカップルに溺れたように、我々観客も、本作に魅了されてしまう。
覗き見たのは、狂気か愛か。
2020年7月18日
映画 #女が眠る時 (2016年)鑑賞
主人公の作家が現実と妄想の区別がつかなくなりつつ、名作が生まれたらしい
#リリー・フランキー と #新井浩文 は存在感がある一方で、違和感とか不快感とかそんなのが満載のいい役者さんだよね
静かに飛び交う愛
雑念と言われるが、私達の心には無数の感情や思考が浮かんでは消える。意識的に考えてさえだが、無意識なら一秒に何億以上のデータが発生しているか分からない。それが心が激しく反応しあう二人の間なら、どれだけの思考や感情が生まれ、二人の間を飛び交うだろうか。恐らくはそれが愛であり、その中には他人が覗けば非常に危険な感情や思考も含まれる。
本を読まないと分からないのか
でも原作は外国小説なんだけど。
わけわからん。
西島秀俊の均整のとれた裸が拝めるだけというだけのような気が。
西島秀俊の役が至って普通の人なので混乱する気持ちには共感出来たが。
舞台は伊豆。伊豆のイメージが悪くなった気がする。撮影協力は、
伊豆今井浜東急ホテル
伊豆アニマルキングダム
theCAVESちとせや
特別出演のリリー・フランキーのほうが新井浩文より出番が多い。
忽那汐里には脱がせず小山田サユリだけ脱いでやる。
割と好き
西島秀俊は演技がいつも棒だが、まさかの奥さんもその友人も棒で、何を見ているのだかわからなくなって笑ってしまった。不自然に鍛えすぎたムキムキマッチョボディが気になる。いつも同じ西島秀俊でしかないし、なぜ演技派といわれているのか謎。
VODにあったので、ミステリー映画とたけしが好きだから見てみた。
意味がわからないと言われまくりの本作だけど、意味なんか気にしなくてもいい作品だと思う
じめっとしたエロ、倒錯、映像美と、不気味な空気感。
頭がおかしくなりそうなかんじ。
結構好きな作品そこそこ引き込まれる。
海外でこういう映画はあるけど、日本だとあまりないのでは。
いちばんよかったのはリリーフランキーで、初めて見たけど自然な演技にこの人演技うまいんだなーと感動した。
一緒に見ていた人の感想は
つまんねー。わけわからなすぎて体調が悪くなった
であった
おたくさ、タイツとストッキングの違いわかる?
映画「女が眠る時」(ウェイン・ワン監督)から。
ビートたけしさん演ずる「佐原」の行動と、
リリー・フランキーさん演ずる「居酒屋店主」の台詞が、
物語に大きな意味をもっていることは理解しているが、
なかなか、そういうことかぁの境地までには達しなかった。
特に、リリーフランキーさんの役は、脇役とよんでいいのか、
微妙な会話が気になった。
「おたくさ、タイツとストッキングの違いわかる?」とか
「おたくさ、変な質問をするときはさ、
その理由を述べた方がいいよね、そう思わない?」
「おたく、どことなく、あいつに似てるよね・・へへへ」
「あんた、アフリカ行ったことある?」・・
数え出したらきりがないほど、存在感のある台詞がメモされた。
こうやって眺めると、オスの習性みたいなことで一括りされる。
「男っつうのは、落ち着いた生活したいって思っているのに、
なんだかそういう面倒くせぇ女か、振り回されるような女に追いすがる。
これって、オスの習性なのかね」
「だからやっぱ、オスっつうのはさ、食うとかやるとかに、
少々努力でもしないと、バカになるってことなんだよ」など。
今の男は、その努力をしようとしないから、ひ弱になってしまう、
そんな「草食男性」が増えたことへの警鐘かもなぁ。
Wayne Wangという香港出身の監督の名前は、若干忘れてました...
Wayne Wangという香港出身の監督の名前は、若干忘れてましたがスモークは何度も観たので思い出しました。
かなりおおざっぱに分けると、小津安二郎タイプだと思います。淡々としていて、大体、作品中にはアクションはないけど、ドキッとさせたり気付くとぐっと引き込まれるものが作風。
たけしと愛人らしき若い女性を覗くのが止まらなくなってしまう西島、に私も引き込まれました。
真っ暗闇で愛人カップルを覗く西島さんのカットの多さに苦笑を禁じ得ません(笑)
難しかった
平凡の僕にとって、話がわからなかったです。
作家の主人公が、好奇心である男と女に興味が出て観察する。
次第に、夢と現実が交わり、わからなくなるようになっていくというような話ぐらいしか理解できなかったです。
分からなかった
大凡人の私には意味が分かりませんでした。味がある、様々な解釈があるといえば聞こえはいいですか、結局言い換えれば意味不明。忽那汐里も色気や艶に欠け中途半端な感じがしました。役者陣がよく期待していただけに残念です。
気付いた
「愛が死ぬならあの子を殺した方がいい」
この台詞と、佐原の靴下が赤いのはなぜなのか
その二つがずっと残って不思議で、観ていて気付く
・・・先も後もどうでもいいや、と。
新井浩文さんはカメレオンだなぁ
意味深で不可解すぎるストーリー。好奇心が招いた男女の闇。
【賛否両論チェック】
賛:主人公が、好奇心から次第にその生活を狂わされていく様子が、ミステリアスな雰囲気の中で描かれていくのが印象的。
否:登場人物達の言動は、理解に苦しむ部分が多い。ストーリーもかなり不親切で、観る側が自分で想像するしかない。
率直に言うと、あまりよく分からないお話です(笑)。不思議な男女を目撃し、好奇心から覗き始めた主人公が、そのことが引き金となり、次第にその生活に波乱を巻き起こしてしまう様子が、なんとも不気味というかミステリアスな雰囲気の中で描かれていきます。
ただ、何となく登場人物達の言動が、どこか常人の感覚とは遠い所にあるようで、なかなか掴みどころのないストーリーなのもまた事実。“覗き”とか“記録”とか、正直意味が分かりません(笑)。ストーリーも、いきなり変な風に飛んだりするので、
「えっと・・・結局こういうことだったのかな?」
と、自分の中で解決するしかありません。ラブシーンも多めです。
基本的には、ミステリーやサスペンスが好きな方がご覧になってみると、イイ作品なのかもしれません。
今井浜とデニール。
主人公が作家ということで、現実と妄想が行ったり来たり入り乱れ、
ハッキリした線引きがどこにも為されないので分かり辛い人も多い
のだろうな~と思う。まぁ分かったところでそれほど大した話では
ないという感じさえする。雰囲気と映像美で紡がれたような奇異な
世界観を愉しむ映画だろうか。誰だコイツ?な男が、突然デニール
の話をするように(リリー^^;)内容はちょっと笑っちゃうようでいて
この場面にも何かの繋がりがあるの?と思わせぶりなところは巧い。
見たものと妄想したものをミックスさせながら展開させていくのは
面白いけど如何せん日本が舞台じゃ似つかわしくない。俳優陣も皆
頑張ってはいるが、作家が虜になるほどの魅力を感じないので辛い。
各々ファンであれば、観る価値がある作品といったところだろうか。
(あら今井浜だったんだ^^;というラストのロケ地で現地感アリアリ)
ちょっと物足りない
そもそも北野武と忽那汐里は どういう関係なのか解らないですね。親子?恋人?それと なぜビデオで撮影するのかも。雨の中、タクシーで どこかへ行くんだけど 、どこへ行って誰と会ったのか 観る側に伝わらない。 監督が中国人だから でしょうかね。それと リリー・フランキーはストーリーに必要無いですね。 ただ 妻役の小山田さん ていいましたっけ?あの人のオッパイと お尻が見れたのは 良かった。オッパイは小さめだけど 全体的にスタイルは いいよ
もう少し刺激的なものを期待したが
いかにも「何とか映画祭出品作品」的な、最初から興行的なヒットを目指していない映画。
すべてを分かりやすく説明するのではなく、観る人の感性・想像力に委ねる部分があり、
人によって様々な解釈が出来るのは良い。しかし西島秀俊の顔をアップにして「さあ、
彼の心の中を想像して見てください」的な場面が多すぎる。ファンの人なら嬉しいかも
知れないが。個人的には忽那汐里(くつなしおり・やっと最近読み方を覚えた)に興味が
あった。まだこの人のはまり役というのは印象に無いが、逆に作品毎に違った雰囲気を
漂わせていて今後が楽しみだ。全体として面白かったか?と聞かれると、素直に
面白かったとは言えない。ちょっと散漫。展開がゆっくりだし盛り上がりも弱い。
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