女が眠る時のレビュー・感想・評価
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妄想と現実の曖昧な境界線
後半になっていくほど小説家の夢や妄想のシーンが増えていき、どのシーンが現実でどのシーンが妄想なのか観てるこちらにもわからなくなっていく。観終わった後もどこまでが妄想でどこまでが現実だったのかわからない、あえてすべてを説明せず観客に行間というか余白というか描かれていない部分を想像させる、そんな文学的な映画だった。観終わった後も「あれは何だったんだろう?」と考えて2度3度見たくなる不思議な映画だ。非常に面白かった。
役者陣も初老の男役のビートたけし、小説家役の西島秀俊、若い女性役の忽那汐里、妻役の小山田サユリとみんな抜群に素晴らしい。
覗き見たのは、狂気か愛か。
静かに飛び交う愛
本を読まないと分からないのか
でも原作は外国小説なんだけど。
わけわからん。
西島秀俊の均整のとれた裸が拝めるだけというだけのような気が。
西島秀俊の役が至って普通の人なので混乱する気持ちには共感出来たが。
舞台は伊豆。伊豆のイメージが悪くなった気がする。撮影協力は、
伊豆今井浜東急ホテル
伊豆アニマルキングダム
theCAVESちとせや
特別出演のリリー・フランキーのほうが新井浩文より出番が多い。
忽那汐里には脱がせず小山田サユリだけ脱いでやる。
割と好き
西島秀俊は演技がいつも棒だが、まさかの奥さんもその友人も棒で、何を見ているのだかわからなくなって笑ってしまった。不自然に鍛えすぎたムキムキマッチョボディが気になる。いつも同じ西島秀俊でしかないし、なぜ演技派といわれているのか謎。
VODにあったので、ミステリー映画とたけしが好きだから見てみた。
意味がわからないと言われまくりの本作だけど、意味なんか気にしなくてもいい作品だと思う
じめっとしたエロ、倒錯、映像美と、不気味な空気感。
頭がおかしくなりそうなかんじ。
結構好きな作品そこそこ引き込まれる。
海外でこういう映画はあるけど、日本だとあまりないのでは。
いちばんよかったのはリリーフランキーで、初めて見たけど自然な演技にこの人演技うまいんだなーと感動した。
一緒に見ていた人の感想は
つまんねー。わけわからなすぎて体調が悪くなった
であった
おたくさ、タイツとストッキングの違いわかる?
映画「女が眠る時」(ウェイン・ワン監督)から。
ビートたけしさん演ずる「佐原」の行動と、
リリー・フランキーさん演ずる「居酒屋店主」の台詞が、
物語に大きな意味をもっていることは理解しているが、
なかなか、そういうことかぁの境地までには達しなかった。
特に、リリーフランキーさんの役は、脇役とよんでいいのか、
微妙な会話が気になった。
「おたくさ、タイツとストッキングの違いわかる?」とか
「おたくさ、変な質問をするときはさ、
その理由を述べた方がいいよね、そう思わない?」
「おたく、どことなく、あいつに似てるよね・・へへへ」
「あんた、アフリカ行ったことある?」・・
数え出したらきりがないほど、存在感のある台詞がメモされた。
こうやって眺めると、オスの習性みたいなことで一括りされる。
「男っつうのは、落ち着いた生活したいって思っているのに、
なんだかそういう面倒くせぇ女か、振り回されるような女に追いすがる。
これって、オスの習性なのかね」
「だからやっぱ、オスっつうのはさ、食うとかやるとかに、
少々努力でもしないと、バカになるってことなんだよ」など。
今の男は、その努力をしようとしないから、ひ弱になってしまう、
そんな「草食男性」が増えたことへの警鐘かもなぁ。
Wayne Wangという香港出身の監督の名前は、若干忘れてました...
難しかった
分からなかった
意味深で不可解すぎるストーリー。好奇心が招いた男女の闇。
【賛否両論チェック】
賛:主人公が、好奇心から次第にその生活を狂わされていく様子が、ミステリアスな雰囲気の中で描かれていくのが印象的。
否:登場人物達の言動は、理解に苦しむ部分が多い。ストーリーもかなり不親切で、観る側が自分で想像するしかない。
率直に言うと、あまりよく分からないお話です(笑)。不思議な男女を目撃し、好奇心から覗き始めた主人公が、そのことが引き金となり、次第にその生活に波乱を巻き起こしてしまう様子が、なんとも不気味というかミステリアスな雰囲気の中で描かれていきます。
ただ、何となく登場人物達の言動が、どこか常人の感覚とは遠い所にあるようで、なかなか掴みどころのないストーリーなのもまた事実。“覗き”とか“記録”とか、正直意味が分かりません(笑)。ストーリーも、いきなり変な風に飛んだりするので、
「えっと・・・結局こういうことだったのかな?」
と、自分の中で解決するしかありません。ラブシーンも多めです。
基本的には、ミステリーやサスペンスが好きな方がご覧になってみると、イイ作品なのかもしれません。
今井浜とデニール。
主人公が作家ということで、現実と妄想が行ったり来たり入り乱れ、
ハッキリした線引きがどこにも為されないので分かり辛い人も多い
のだろうな~と思う。まぁ分かったところでそれほど大した話では
ないという感じさえする。雰囲気と映像美で紡がれたような奇異な
世界観を愉しむ映画だろうか。誰だコイツ?な男が、突然デニール
の話をするように(リリー^^;)内容はちょっと笑っちゃうようでいて
この場面にも何かの繋がりがあるの?と思わせぶりなところは巧い。
見たものと妄想したものをミックスさせながら展開させていくのは
面白いけど如何せん日本が舞台じゃ似つかわしくない。俳優陣も皆
頑張ってはいるが、作家が虜になるほどの魅力を感じないので辛い。
各々ファンであれば、観る価値がある作品といったところだろうか。
(あら今井浜だったんだ^^;というラストのロケ地で現地感アリアリ)
ちょっと物足りない
もう少し刺激的なものを期待したが
いかにも「何とか映画祭出品作品」的な、最初から興行的なヒットを目指していない映画。
すべてを分かりやすく説明するのではなく、観る人の感性・想像力に委ねる部分があり、
人によって様々な解釈が出来るのは良い。しかし西島秀俊の顔をアップにして「さあ、
彼の心の中を想像して見てください」的な場面が多すぎる。ファンの人なら嬉しいかも
知れないが。個人的には忽那汐里(くつなしおり・やっと最近読み方を覚えた)に興味が
あった。まだこの人のはまり役というのは印象に無いが、逆に作品毎に違った雰囲気を
漂わせていて今後が楽しみだ。全体として面白かったか?と聞かれると、素直に
面白かったとは言えない。ちょっと散漫。展開がゆっくりだし盛り上がりも弱い。
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