「ファン以外には苦行の2時間」俳優 亀岡拓次 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
ファン以外には苦行の2時間
俳優安田顕にちょっと興味があったので劇場へ。
う~ん長く感じたなぁ。ハードルは下げていたのに。
役者は魅力的だと思う。脇役までかなり豪華だし。でもそれがさっぱり生かせていない。
上映前に流れていた音楽がやはり劇中流れていて、その軽妙なメロディに乗せてテンポ良いコメディに…すれば良かったのにそうはならないという。見所なく長いだけで飽きてしまう長回しが多数。(舞台とオーディションシーンが特につまらない)
麻生久美子との飲み屋のシーンと映画撮影現場は良いのにそこはそんなに長くない。監督は観客のニーズをさっぱりわかってない人なんだと思われる。
オフビートコメディにするのかアートっぽくするのか見えず中途半端。オチも落ちてなくて全く酷い。監督の自己満足を優先させたのか、素人が監督をやってしまったかのような出来。
映画内映画のはフェリーニの8 1/2以降数多くあるが、その中でこれは最もつまらない映画のひとつかも。
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