「貰いタバコの男、亀岡拓次」俳優 亀岡拓次 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
貰いタバコの男、亀岡拓次
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原作小説は未読です。
亀岡拓次という脇役俳優がいろんな現場で仕事して、仕事以外はだらしなく酒を飲むだけのお話。
安田顕演じるだらしなーい亀岡を愛でられれば楽しめます。
笑いどころもそこここにあって、わたしは楽しめました。
ドラマや映画を日々の楽しみにしている身としては、撮影中の風景が興味深かったです。監督の怒号をやる気のない言葉で助監督が若手イケメン俳優に伝えるとか面白かった。
麻生久美子の地方感あふれる色香はいいですね。
世界の巨匠の映画をマネージャーに説明してたら、亀岡がその映画を再現しちゃうシーンとか、巨匠との影絵のオーディションシーンなどは、アートって思いました。
時々トリップする感じについていけない場合もあるんでしょうね。その辺で感想が分かれそうです。
カブにオムツくくりつけて長野に向かう下りもよかったです。
三田佳子の大物感と、乳揉みもよかったっす。
あとは、スナックで唄われるちあきなおみの喝采がハマりすぎてて、見ながら(小声で)歌ってしまったし、帰ってきてからも歌ってますよ。好きなんです、喝采。
監督たちが豪華でした。
最初の怒鳴ってる監督が大森立嗣やったのはきづかなかったけど、新井くんに染谷くんに、大好きな山崎努ときたらたまりまへん。
アイドルが演技できないおバカで、相手役は台本わすれされられてぜんぶエチュードで、とか、大変ですね。撮影あるあるがいろいろあるんでしょうねー。
ラストの砂漠を延々と歩くシーンが長いわって思いました。
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