「映画好きというより、映画制作に携わる人向けといったところか」ぼくとアールと彼女のさよなら kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好きというより、映画制作に携わる人向けといったところか
レイチェル(クック)のための映画作りを同級生の巨乳の女の子マディソンから提案され、何を作ろうかと迷いながら過ごす日々。結局4か月間何も作れず、州立大学の選考も落ちてしまう。レイチェルが効果のない治療を止めると聞いて、見舞いにも行き辛くなってしまったグレッグ(マン)。マディソン(キャサリン・ヒューズ)からプロムに誘われ初めてのタキシードを着るのだった。
ビーバー顔で貧相な男と自虐的になるグレッグ。未完成ながらもレイチェルのために撮った動画を見せるために病院へと向かう。意味不明のストップモーションアニメだって彼女を喜ばせたに違いない。
学校の先生も時にはいいことを言う。人が死んでからその人となりが理解できてくるなんて、結局は人生後悔だらけなんだけど、物語的にはその真意を言い当てている。若いころなんて、人の死の重さを知らない。身近な人が亡くなってから、その存在が大切だったと気づくものだ。グレッグも彼女の遺品を見て、リスが好きだったり、ハサミが好きで分厚い本に立体的に切り抜いた作品がすべて会話につながってたことで涙する。
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