オデッセイのレビュー・感想・評価
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前向きになれる映画
IMAX•字幕•3Dで鑑賞
火星に取り残された男を仲間と世界中の人が奮闘して支えていく前向きな映画。
火星に取り残された男が何度くじけても生き残る手段を考えていた前向きな姿に感動した。
劇中で流れる時代の音楽とガムテープの良さを再認識した。
個人的にはインターステラーの緻密に計算され、裏付けされた宇宙の話の方が好きだったが、精神的に前向きにさせられるオデッセイもよかった。
誰だ「マン博士(インターステラー)のトゥルーエンドじゃないか」とか...
誰だ「マン博士(インターステラー)のトゥルーエンドじゃないか」とか言ってる奴はw だいたいあってるw 佳作。
これホントにリドリー・スコットなのか?て不安になるくらい前向きな映画。(←超偏見w) 多用される引き画の絵力はプロメテウスと確かに通じたり。3Dで観ると逆にヴィークルがオモチャぽく見えてしまうのはデプス設定が大げさ過ぎるから? 謎。
マット・デイモン演じる主人公がひたすら前を向いてて嫌味になるギリギリ手前の寸止め具合が神がかってる。途中唐突に出てくる某国のくだりとかは「ああ、これも市場原理って奴か」とちょっと考え込んでしまうが。(←原作どうなってるのかわからんので違う可能性アリです)
おとうさんは物語終盤、デビッド・ボウイのあの曲(スペース・オデティではない方)が流れるシーンでグッときたことをご報告しておく。おとうさん世代にはニヤニヤ選曲なので(エンドロールとか!)そこも楽しめる人には楽しめる。
グラビティ→インターステラー→本作と、最近のリアル志向宇宙ものはどうしてこうも佳作が多いのか。羨ましい。いいなぁ。
よかった
リアリズムに徹した骨太のSF映画で、どんな状況でもDIY精神で乗り切ろうと頑張るところが『アポロ13』を彷彿とさせてとても面白かった。
ただ長くて飽きたのと、燃料が足りないから爆発を起こすところなどが、盛り上げるための無理矢理エピソードっぽさがあった。
最後ロケットが急に置いてあったのは、なんで?と思った。きちんと見ているつもりだったが理由がよく分からなかった。
脱出ポッドみたいなのがグルグル回りすぎで、宇宙酔いで頭が痛くなった。絶対に宇宙には行きたくないと改めて思った。
欲を言えば、ジャガイモ以外の作物を作るところも見たかった。
ゼログラビティ(火星版)
タイトル通りです。上映開始して、すぐ事故
、サバイバル開始。テンポ早い、事故から救助まで1年半くらい経過してるのですが、あまり感じないですね。
映像も凄いですが、最近の技術であれば、よく見る感じ。
面白いですが、目新しさは無い?
登場人物皆好い人ばかり!
ハリウッドですね~。
偏見込みで、中国が人命優先で自国のロケット技術を供与する!!あり得ない❗美化しすぎ。
原作だと政治取引で供与するみたいですが、原作通りでいいんじゃないですか?
スポンサー様ですか。
映画の話じゃないですが、最近のハリウッド映画の中国資本がちらつく感じ、露骨過ぎて何か嫌なんですが。
火星の話
面白かったなー。ワトニーが植物学者だからこそ生きながらえたかな。ホントに頭の良い人だった。他の船員なら無理だったろうな。最後船長に捕まったシーン感動した。常に窮地に追い込まれてる状態なのにジョーク言える元気あるのすごい。
よくわからんかったけど酸素はどうやって作ってたのかな。見逃してたかな。
最後はワトニーと両親の会話のシーンとかあればちょっと観てみたかったかも。
最初マット・デイモンムキムキやん!と思ったら、途中でゲッソリ痩せてて役作りすごかった。
手に汗握る
火星のことも何もわからないし、
登場人物は全員エリートで、
よく知らない単語が飛び交う。
火星に取り残されたマーク・ワトナーは
植物学者の知識と持ち前のポジティブ思考で
仲間が迎えに来るのを待つ。
生か死か、そんなレベルの話ではなく、
「どうやってこの過酷な環境の中生き延びるか」
常にその一点を見つめて
計算し、行動し、失敗し、の繰り返し。
NASAという大きすぎる機関であるが故、
上の人間も感情論だけで動けない。
火星日500以上を、一人で生きる…。
最後の救出シーンは、気づいたら
手汗がビッチョリになっていた。
宇宙の果てに放り出される可能性の方が高いのに、
小さな船(もはや船とも呼べない代物)から飛び出したマーク。
火星で一人で生き延びた男にとって、
それより怖いことなんてなかったのかも。
常に「火星vs自分」「火星vs化学」。
地球ってすごい。人間ってすごい。
火星版キャストアウェイ的なね
「オデッセイ」見ました。とても面白かったです。リドリースコットの過去作では、マッチスティックメンとかブラックホークダウンなんかは好きだけど、傑作と思うのはブラックレインくらいだと個人的には思う。宇宙や近未来ベースだとエイリアン、ブレードランナー、プロメテウスなんかは、全体の雰囲気が葬式みたいに暗くて好きになれない。ヒットメーカーではあるけど、好き嫌いが分かれると思う。ストーリーも意味不明な物が多いですし。
しかし、今作「オデッセイ」で見せた語り口は、リドリースコットらしからぬものだと感じた。全体的にはプロメテウスほどではないけど暗い。似た雰囲気なのは、リドリースコットじゃないけどインターステラー辺りを連想させる。その暗い雰囲気に、明るい音楽と小さく笑えるギャグを挟んできた。リドリースコット作品で笑ったのは初めてかもしれない。
そしてシンプルなストーリーが、音楽や笑いの良さを引き立てていると感じた。ビックリしましたね。
話は意外とシンプル。マットデイモンがやってる事は高度ですけど、そこはしっかりと説明してくれるし、問題なかったです。マットデイモンが最後に車みたいなのを恩人認定するのを見て、トムハンクスのキャストアウェイっぽいと感じた。トムハンクスはボールを親友にしてましたからね。
あとは配役も抜群。全然爽やかじゃないしイケメンじゃないマットデイモンはハマりすぎです。珍しくいいヤツ全開のショーンビーン、全然船長には見えないジェシカチャスティン、全くふざけないマイケルペーニャ、暑苦しいキウェテルイジョフォー。誰を見ても新鮮に感じたし、何と言っても賞を取りまくってるような名優揃いの超豪華な布陣。特にショーンビーンはね、先週の土曜洋画劇場のナショナルトレジャーではクズ野郎だったから余計に素敵。
総じて、快作です。とにかく丁寧ですよ、全てが。火星、地球、その他クルーという3つの視点による物語を、テンポ良く切り替える作りも、見てて全く飽きることはない。僕みたいなアホにでも丁寧に説明してくれるし、誰が見ても楽しめると思います。
達成感
常に備えていてもままならないことがあって、現場の人間にしか対応できないけど、バックアップの人たちもみんなプロフェッショナルで、現場もプロフェッショナルで、全力で問題に取り組む姿勢がとても前向きなエネルギーをくれます。
この映画で驚いたところは、主人公にクルーの絆以外の人間関係が描かれないこと。インターステラーのような父親でもないし、家族が出てこないので誰かの息子でもない。恋人を恋しく思ったりもしないし、帰って何やるかみたいなビジョンもあまりない。まあ描かれてないだけで思ってたかもしれないけどね。ただそれをしなくても起伏のある構成というのが濃い。たった1人の宇宙飛行士としての生きる強い意志を感じました。
というのは真面目な感想ですが兎に角火星dash村が面白いし、DRYが始まるとわくわくするのでご覧ください。
面白い作品は(良い意味の)突っ込み所も多いのかも
字幕版にて観賞。アカデミー賞授賞式までの予習と小島監督がオススメしていたので興味を持ち観賞。
極限状態でハラハラドキドキするだけじゃなく、所々突っ込みたくなる場面も多く楽しかったw
確かに某金熊賞でコメディ部門で受賞したのも解らなくもないけどコメディメインでは無いでしょw
順調に見えても少しの事で無茶苦茶になったり現場をサポートするメンバーの苦労、アメリカ資本から中国資本へ移り変わっていくスポンサーなど明らかに今の映画界のメタファーだし、アカデミー賞にノミネートされたのも納得。
事前にTwitterで主人公がDASH村での城嶋茂で吹き替えされて見えるって言うネタ画像を見ていたので結構引っ張られるかと思ったけど、そのイメージに引き摺られず観れたのも良かった。
デヴィット・ボウイの楽曲が使われるとは聞いてたけど、邦題のせいで「Space Oddity」が使われるんだと思ってたw
実務の人
主役の人が、ずっと作業してるなあと思った。
土作ったり、芋植えたり、ソーラーパネルの砂を取り除いたり。
たった一人で「寂しいなあ」「恐いなあ」と怯えるんじゃなくて、ひたすら芋の数かぞえている。
今後、生き延びるために必要な作業だから。
今、出来る事を粛々と。
主役の人だけでなく、地球の人たちも、徹夜で機材作ったり軌道を計算したりモニター観察したり、ずっと作業してる。そういう作業する人の表情がすごくイイ。みんなオタクだけど実務家の顔をしてる。
火星からの生還は奇跡的なことかもしれないが、奇跡はただ祈るだけじゃ起きない。
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映画後半、重さのジャマになる機材をどんどん捨てていくシーンも良かった。
生き抜くために、計画して準備して作業する。それも大事だけれども、時には捨てなきゃいけないこともあるんだなあと。
ちょっと意味合いが違うかもしれんが「起きて半畳寝て一畳」という言葉が浮かんだ。生きるために必要なものって、実はそんなに多くないのかもしれない。
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原作もすこぶる面白かった。SFでありながらお茶目なユーモアもあって(原作の「おっぱい」のあたりは最高だなあ)。
映画を観る前は、リドリー監督との相性ってどうなのかあと思ってた。お茶目なユーモアとはちょっと違う監督さんのような気もしてたんで(いや『ハンニバル』とかはユーモアのりのりで撮ってるかもしれんが、あれはまた別のブラック・ユーモアだからなあ)。他のレビュアーさんもお書きになっているが、軽妙な語り口はもしかしたら別の監督さんの方が良かったのかもしれない。
でも、映画を観て、ああ、これはリドリー・スコットにピッタリの話だったんだなあと。
宇宙を大仰で雲を掴むような曖昧さにくるむのではなく。
火星で芋を作れるか、生きていけるか…理論を組み立て実証していく。
こんな話は不可知論者でリアリストのリドリーならではだろう。例えば前作『エクソダス』で十の災いを単なる自然現象として描き、科学的にみれば奇跡でもなんでもないでしょと笑ったユーモアと同一線上にあるなあと。
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追記:船外でハーネスがぐるぐる絡まるシーンがホント美しかったなあ。あそこは美しさよりも臨場感を優先した方が良かったのかもしれないが。どうしても美しくなってしまうのが、ビジュアリストのリドリーならではだなあと思った。
憧れ
宇宙飛行士に選ばれる人は、強靭な精神力、体力、知力、判断力を備えていて、かつ人格者であるのだなあと思った次第。
地球に帰還する一年以上の間にクルーと喧嘩したり自分でふさぎこんでしまったりしないか…なんて凡人が考える話。宇宙飛行士はヒーローなのですね。
本作、メタメタした演出はなく、元気が出ます。マット・デイモンの演技が素晴らしかった。ワトニーにすごく憧れてしまう。
冷静だけど人間的で、インナービューティーを感じさせる好演。
一つ一つの課題をクリアしていけば目標を達成させられるというメッセージに励まされます。
蛇足ですが、中国市場の資本力をこれだけ見せつけられるのも本作がピークに近いかも?という予感も。
アメリカ的
原題"Martian"、アクシデントで火星に置き去りになった宇宙飛行士と、NASAと、置き去りにしてしまった宇宙船の仲間の話。主人公が楽観的なのが特徴で、次に火星に探査機がやってくる4年後まで1年分の食料で待たねばならず、普通に考えたら絶望的な状況の中で生きのびるために奮闘努力し知恵を発揮する様子に観客は敬意を感じるはず。宇宙船のキャプテンが女性というのも新しい。
ただ映画としては既視感あり。主役も、宇宙飛行士というよりマット・デイモンという感じがしてしまう。途中、中国の技術を借りて、ほらグローバル、というのも、なんだかなぁ。
There's a starman waiting in the sky. 巨匠リドリー・スコットが贈るマット・デイモン主演の火星ぼっち映画
やっぱりリドリー・スコット監督のSFは面白いですね!何というか自分に合う感じです。酷評されてる「プロメテウス」も個人的には好きなんです。とは言え今回はリドリー・スコットなのに全体的に明るく健康的です。ゴールデン・グローブ賞で賞を取ったのがミュージカルコメディ部門だったのも観れば納得です。
でも相変わらず映像の取り方は素晴らしく綺麗です。宇宙のシーンはもちろんの事、ヨルダンで撮影された火星の風景は本物の火星にしか見えない!!赤茶けた砂漠のような風景ばかりなのですが、とても美しく見えます。
マット・デイモンは流石上手いです。火星に1人取り残されても、どんな状況にもめげずに決してユーモアを忘れない宇宙飛行士を見事に演じています。ちなみにアクシデントにパニクるような人は最初からNASAには入れないらしいです。しかし、あの状況でも諦めないって宇宙飛行士ハンパねぇ!!
その他の俳優陣が意外と豪華だったのに驚きました。マット・デイモンとジェシカ・チャスティンは「インターステラー」つながり、マイケル・ペーニャとセバスチャン・スタン、それにケイト・マーラはマーベル作品つながりと勝手につながりを見つけ楽しんでました。ショーン・ビーンさんが死ななかったのも良かったです。
話にいきなり中国が出てきたのは時代の流れですね。「コンタクト(97年作品)」の時は日本だったのに、今や世界の目が中国に向いている感じがしてちょっと残念でした。
しかしながら、そこを引いても十分に映画館で観る価値の作品です。船長の音楽の趣味も良く、デヴィッド・ボウイのstarmanが流れた時には感涙物でした。悪人のでない、最後はスッキリと終われる作品、是非是非3Dで楽しむ事をオススメします。
少し期待と違った
コマーシャルの印象では火星サバイバルがメインと思っていたが、ラストの救出に向けたストーリーの展開がメインだった。内容はおもしろかったが少し期待した内容と違った。
手汗はんぱない
観る前はどうせ、ただ地球に帰還してハッピーエンドな映画だと決めつけていました。
しかし実際に観ると、問題が多発しまくりでハラハラして楽しかったです!!
人間の賢さってすごいなって改めて感じました。
私は3Dで観たのですが、4Dだったら自分が宇宙船に乗ってるみたいでもっと楽しいのかなと思いました。
とてもいい映画だった最高
2月5日オデッセイMX4Dにて観賞
物語は最高だった!
火星に1人取り残されたにも関わらず、助かる方法を考え、作物を作って食べるものをやしなって、希望を持って生活する姿に心打たれとても感動しました!
最後は宇宙空間の中で、仲間同士手を取り合って、マークを救出してハッピーエンドだったのでとても良かったです❗
皆さんも是非劇場に見に行って見てください
マット・デイモンにすごいと思った
今年の最初の期待作。ワクワクしながら見ました。
火星に取り残された植物学者が、極限状態でも科学を武器に救助が来るまで生き延びる物語。「オデッセイ」という邦題の通り、帰還劇なので最後は地球に戻ります。宇宙でのインターセクト場面は手に汗握りながらみました。
原題の「theMartian(火星人)」にもそって、火星での暮らしぶりはちょっとコミカルにも描かれて、楽しいです。
見終わった後は、すごい場面をふりかえるというより、救出に手を貸す国が中国なのはやはりスポンサー絡みか?など、現在の世界との結びつきで盛り上がれるお話でした。
マット・デイモンって、なんとなくいつまでも少年みたいな雰囲気を勝手に感じちゃってる役者さんだったのですが、この映画ではムキムキから栄養が足りなくて痩せちゃうとこまで、体づくりに迫力を感じました。
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