オデッセイのレビュー・感想・評価
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sfでなくフィクション取ったs
面白かった。料金に見合うだけものは見れたと思う。ただよく出来ていてあまり頭に残らない作品だと思う。火星という土地がリアルに描きすぎるとSFとしての魅力をそいでしまい、SFからフィクションをとってサイファイ映画になってしまうというところだ。
原作では難しい科学的考察の部分を主人公が有り余るユーモアで引っ張っていき笑いながら楽しく読めたが、映像になり火星の砂漠に取り残された図は、もはや気の利いた洒落では済まされず、ディスコミュージックがただひたすら虚しく聞こえる。
そしてその砂漠を見るたびに時々頭をのなかで、NHKドキュメンタリーとか世界ふしぎ発見!の中に出てくるような砂漠とダブってしまう。宇宙うんぬんより自然って怖いなぁーってことになってしまう。
本作が本国で大ヒットした要因はプライベートライアンやキャプテンフィリップスのようなアメリカという国は決して自国民を見捨てたりしないというプロパガンダにあると思う。恐ろしいことにアメリカなら相手がテロリストだろうと、火星だろうとそのプロパガンダを全力で実行しかねないということだ。
本作に過度な期待を抱いた最大の要因は監督、リドリー・スコットにある。リドリー・スコットとSFまさに鬼に金棒とはこの事だ。もちろん本作でも手腕は素晴らしい。しかしどうしても説明ゼリフが多くなりすぎて監督の持ち味であるビジュアル面は抑えられてるように感じた。エクソダスの時のようにドラマに行く道が本作にはあまりないのだ。
と、グチグチと細かいところに文句を付けたが、本作は間違いなく見る価値ある一本であり、本作からsfは決して宇宙人と戦うだけでは無いと理解することができるだろう。
【思ってたんと違うww】それでも星4つ
ノリノリで観れるかがカギ
『ロビン・フッド』以降のリドリー・スコット監督作品は、なんかパッとしないと言うか、自分には合わない。
『ロビン・フッド』は論外として、『プロメテウス』とかなんか難しくて良く理解出来ないし、イマイチ面白くない。
それでも新作が公開されればなんだかんだ観ちゃうのは『エイリアン』『ブレードランナー』という傑作と『グラディエーター』があるから。
本作は70年代のディスコミュージックが流れ、火星で一人ぼっちのわりにはあまり絶望的な感じや悲壮感が無いように描いている。歌詞も状況にシンクロしていて笑える。
そして知恵と工夫で淡々と冷静に作業し、前を向いて希望を捨てずに生き抜いていく訳だけれど、でも何か観ていて物足りなさを感じてしまうって言うのが正直な感想だ。
帰還したときのシーケンスなどは、もう見飽きた感がある。
本作を楽しめるかどうかは絶望的な状況とノリノリな曲のギャップを楽しむことが出来るかどうかなのだろう。
シリアス一辺倒ではないところが新しいと言えばそうなんだが、私は今ひとつノリきれなかった。
それに劇中“また中国か?”の大人の事情があるのも興醒めだ。
さすがに『トランスフォーマー/ロストエイジ』のように露骨ではなく、ちゃんとストーリーに自然な感じで組み込まれてはいたが、やはり気になる。
そんなわけで、自分には今ひとつ合わないというだけで、作品自体は悪くはないと思うし、合う人には合うのだろう。
ただ間違いないのは、テレビではダメだということ。
大スクリーンで観てディスコミュージックにノッてナンボの作品だと思います。
可もなく不可もなく
心に響くようなストーリーでもないし、
劇的なドラマがあったわけでもないし、
SF的なサスペンス要素があったわけでもない。
感想を聞かれれば、
「まぁフツーやった」
としか言えないし、
ストーリーの内容を聞かれれば、
「火星に置き去りにされた人が地球に帰ってくる話」
としか答えれない。
それ以上でもそれ以下でもないところがとてつもなくもったいない作品。
結局この作品は映画として一番抜いてはいけないものが抜け落ちていた。
主人公やその他主要人物のキャラクター造形。
設定はあったんだろうけど、その描写がほとんどなかった。だからマークが火星で取り残されて次の探索隊が来るまでどうやって生き延びようか奮闘している姿を見せられても、
「大変そうやなぁ」
と、他人事のようにしか思えない。
ストーリーは良いのにホントにもったいないですよね。
これでアカデミー賞にノミネートされてるんですからアカデミーもいよいよかな、とさえ思えてくる。
しかしリドリー・スコット、
最近全然ですね。
本来0点ですけど、
暇つぶしができたのとマット・デイモンはまー良かったんで、2点ってことで。
リドスコには宇宙が似合う
楽しい!予告編からは想像できない陽性サバイバル!マット・デイモンが科学とユーモアとディスコナンバーを武器に「火星を植民地化」していく!やっぱりリドリー・スコットには宇宙が似合う(エイリアンは出ないけど…)。デヴィッド・ボウイの「スターマン」が流れるシーンが最高!
『ゼロ・グラビティ』『インターステラー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』あたりからいい影響を受けとると思う。いやあ宇宙って本当にいいもんですね〜
人間の凄さを描いてるから偉い。いわゆる"Man against nature(本作はMarsやけど)"系の作品が陥りがちな「自然に対して人間は無力」的な描写はしなかった。むしろ人間だからどんな状況であろうと対抗し得るんだ!万物の長人間舐めんな!
緊張感ありつつ楽しんで観られる、いい映画
すげー面白かった
最後の最後以外、すんごく面白かった。
涙あり笑いありっていうのにふさわしい映画です。
リドリー・スコットの映画って、まぁ網羅しているわけじゃないんだけど、ホント面白い面白くないの差が激しいような気がします。
プロメテウスとこの差って何なんだろ。映像そのものも、とても同じ監督の作業だとはとても思えません。
参考になるビジョンがないとだめなのか、それとも良い脚本とか原作なのか…んん、分からん。
でも最後はああいうエピローグを入れるよう要請されたのかそれとも自ら入れたがったのか─。勝手な想像では後者だと思う。だからつまらん映画もたくさん生まれてくるんだと思う。宇宙で終わっておけば文句のつけようがなかったんだけどなー
火星アイアンマン、鉄人マットデイモン
食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく物語である。
TOHOシネマズ伊丹で映画「オデッセイ」(The Martian)を見た。
2015年製作/142分/G/アメリカ
原題または英題:The Martian
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2016年2月5日
マット・デイモン(マーク・ワトニー)
ジェシカ・チャステイン(メリッサ・ルイス)
ケイト・マーラ(ベス・ヨハンセン)
クリステン・ウィグ(アニー・モントローズ)
セバスチャン・スタン(クリス・ベッグ)
原題の「The Martian」は「火星の人」という意味らしい。
監督はリドリー・スコット。
巨匠と称されるリドリー・スコットだが「悪の法則」、「プロメテウス」は好きじゃない。
火星に独りで取り残されたたマーク(マット・デイモン)が、
通信手段がない、
少ない酸素、
水も少ない、
食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく物語である。
時代を感じさせる描写として、米国NASAの宇宙飛行士の救出に手を差し伸べるのは日本でもロシアでもフランスでもなく、中国の中国国家航天局なのである。
中国人の自尊心をくすぐる描写がある。
ハリウッドも人口14億の中国マーケットを無視できないのだろうという観測がある。
In the movie, China offers to help NASA bring the astronaut stranded on Mars back to Earth.
劇中ではデビッド・ボウイの「スターマン」や
ABBAの「恋のウォータールー」などの1970年代のヒット曲が多くかかる。
船長(ジェシカ・チャステイン)の音楽の趣味はディスコ音楽ばかりで、マークには趣味が悪いとこきおろされる。
マークが帰還するシーンはちょっと泣けた。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
宇宙飛行士 ってスッスッゴイです
良いです
流石、リドリースコット
お得意の地球外生命体は出てこないが、宇宙物を撮らせたら流石です。特に船内の移動シーンや、開閉の度にドキドキする扉とアナウンス、音響効果もなかなか。
お得意の陰影を使ったシーンが少なく、あれっ?撮り方変わったの?って度々。
あと、SFXという意味では特に目新しさは無いね。似た映画や宇宙映画が多過ぎる昨今だからしゃーない。
ドラマ部分はなかなか良い。まあストーリーは見慣れた感あるが。一人くらい敵というか邪魔するような人物いると、また盛り上がるんだけどね。ま、そういうのも見慣れてるな(笑)
いきなり火星から始めるのは良いね。メインの火星一人ぼっちに時間割くのも良い。後日談少ないのも良いね。これぞSFって感じ。
マットデイモンはナイスなキャスト選択でした。ああいう状況下で、あの強いんだか弱いんだか判らない顔立ちは良いね。ボーンシリーズも、驚異の強さとあの顔立ちとのギャップが受けてんでしょう。
ま、見て損の無い映画ですね、はい。
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