オデッセイのレビュー・感想・評価
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面白い作品は(良い意味の)突っ込み所も多いのかも
字幕版にて観賞。アカデミー賞授賞式までの予習と小島監督がオススメしていたので興味を持ち観賞。
極限状態でハラハラドキドキするだけじゃなく、所々突っ込みたくなる場面も多く楽しかったw
確かに某金熊賞でコメディ部門で受賞したのも解らなくもないけどコメディメインでは無いでしょw
順調に見えても少しの事で無茶苦茶になったり現場をサポートするメンバーの苦労、アメリカ資本から中国資本へ移り変わっていくスポンサーなど明らかに今の映画界のメタファーだし、アカデミー賞にノミネートされたのも納得。
事前にTwitterで主人公がDASH村での城嶋茂で吹き替えされて見えるって言うネタ画像を見ていたので結構引っ張られるかと思ったけど、そのイメージに引き摺られず観れたのも良かった。
デヴィット・ボウイの楽曲が使われるとは聞いてたけど、邦題のせいで「Space Oddity」が使われるんだと思ってたw
実務の人
主役の人が、ずっと作業してるなあと思った。
土作ったり、芋植えたり、ソーラーパネルの砂を取り除いたり。
たった一人で「寂しいなあ」「恐いなあ」と怯えるんじゃなくて、ひたすら芋の数かぞえている。
今後、生き延びるために必要な作業だから。
今、出来る事を粛々と。
主役の人だけでなく、地球の人たちも、徹夜で機材作ったり軌道を計算したりモニター観察したり、ずっと作業してる。そういう作業する人の表情がすごくイイ。みんなオタクだけど実務家の顔をしてる。
火星からの生還は奇跡的なことかもしれないが、奇跡はただ祈るだけじゃ起きない。
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映画後半、重さのジャマになる機材をどんどん捨てていくシーンも良かった。
生き抜くために、計画して準備して作業する。それも大事だけれども、時には捨てなきゃいけないこともあるんだなあと。
ちょっと意味合いが違うかもしれんが「起きて半畳寝て一畳」という言葉が浮かんだ。生きるために必要なものって、実はそんなに多くないのかもしれない。
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原作もすこぶる面白かった。SFでありながらお茶目なユーモアもあって(原作の「おっぱい」のあたりは最高だなあ)。
映画を観る前は、リドリー監督との相性ってどうなのかあと思ってた。お茶目なユーモアとはちょっと違う監督さんのような気もしてたんで(いや『ハンニバル』とかはユーモアのりのりで撮ってるかもしれんが、あれはまた別のブラック・ユーモアだからなあ)。他のレビュアーさんもお書きになっているが、軽妙な語り口はもしかしたら別の監督さんの方が良かったのかもしれない。
でも、映画を観て、ああ、これはリドリー・スコットにピッタリの話だったんだなあと。
宇宙を大仰で雲を掴むような曖昧さにくるむのではなく。
火星で芋を作れるか、生きていけるか…理論を組み立て実証していく。
こんな話は不可知論者でリアリストのリドリーならではだろう。例えば前作『エクソダス』で十の災いを単なる自然現象として描き、科学的にみれば奇跡でもなんでもないでしょと笑ったユーモアと同一線上にあるなあと。
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追記:船外でハーネスがぐるぐる絡まるシーンがホント美しかったなあ。あそこは美しさよりも臨場感を優先した方が良かったのかもしれないが。どうしても美しくなってしまうのが、ビジュアリストのリドリーならではだなあと思った。
人一人の命の重さは地球より重たいを実感する展開
映画『オデッセイ』を見てきました。もともと宇宙飛行士の選考過程を見ても、宇宙飛行士と言う人種はとても人間的にもできている人たちのような気がするのですが、特にこの作品に出てくるマット・デイモン演じるマーク・ワトニーはとてもできた人物だ。一人火星に残されても、自分を残していった他の乗組員に対する愚痴も言わずに、自ら負傷の手当てをし、そして食糧を生産する。次は地球との通信だ。まるでスーパーマンですね。
ただ映画としては少し盛り上がりに欠けるので、星は⭐︎⭐︎⭐︎と半分だと思いながら見ていたのですが、最後の最後でワトニーを助けられるかどうかというスリリングな展開をして、盛り上がります。ということで、評価は⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎です。
オデッセイ、観ました
浦和にて。前評判通り、とてもいい映画でした!火星に一人ぼっちになった男の、火星「植民地化」計画です。働くことや、学ぶことの大切さを伝えてくれる映画でもありました。軽快な音楽もいい感じです。おすすめ!
マットディモンよりも脇にいる俳優陣が上手い。救出場面は期待以上に面...
マットディモンよりも脇にいる俳優陣が上手い。救出場面は期待以上に面白くちょっと泣きそうになるくらい盛り上がる。意外に爽やかな映画でした。
ユーモアも忘れないSF超大作
リドリースコット監督が宇宙を舞台に
映画を作ったらそれはそれはすごいことになるに違いないと思った
予想は全く裏切られなかった
素晴らしい!!!!
主人公マークのキャラクターが大変魅力的
苦境に置かれても憎まれ口、冗談を口にする。
マットデイモンはいい演技をしている。
故に動きのない場面でも心情を考えさせられる。
…ただ終盤、感動的な場面にも関わらず
「インターステラー」がフラッシュバックして、
ヘルメット割れを心配したのは私だけだろうか。
火星探査というSFを扱いながら難しい描写はほとんどなし
頓珍漢で便利なSFアイテムもなくとことんリアリティがある
少なくとも見ている時に「おや?これはおかしいぞ」はなかった
遠心力による人工重力装置を持った宇宙船ヘルメス
近未来的な宇宙船だが、ここで使われている技術は現代技術でも不可能ではないだろう
そこはSF的さじ加減が絶妙だった。
主人公が生き残りを掛けて次々とアイディアを実行していく様
大変爽快であるし、そこのSF考証もおかしなところはなかった
音楽も"ひどい"ディスコミュージックと
宇宙を扱うSFにふさわしい荘厳な音楽、使い分けが絶妙だった。
劇場で効果音を聞くとまさにその場に居合わせているかのような
マニアックとも思える機械音、大変満足できた
宇宙空間で音があったが、あれは許容できる演出の範疇であるし
どこにマイクをつけているかにもよるだろう
本作はリドリースコット作品の血みどろの戦いや大量の死体、
SF装置といった演出はなりを潜め
「生き残る」というドラマを描くことを徹底している。
もちろん映像や宇宙船の造形は素晴らしい
関係者が皆死力を尽くして「彼の帰還」を目指す。
そこにはプロジェクトX的な面白さがあり、
エンディングもよい締めだ。
ぜひ見てほしい。
憧れ
宇宙飛行士に選ばれる人は、強靭な精神力、体力、知力、判断力を備えていて、かつ人格者であるのだなあと思った次第。
地球に帰還する一年以上の間にクルーと喧嘩したり自分でふさぎこんでしまったりしないか…なんて凡人が考える話。宇宙飛行士はヒーローなのですね。
本作、メタメタした演出はなく、元気が出ます。マット・デイモンの演技が素晴らしかった。ワトニーにすごく憧れてしまう。
冷静だけど人間的で、インナービューティーを感じさせる好演。
一つ一つの課題をクリアしていけば目標を達成させられるというメッセージに励まされます。
蛇足ですが、中国市場の資本力をこれだけ見せつけられるのも本作がピークに近いかも?という予感も。
おもしろかった だが自分がばかで無知なせいか 専門用語かな?みたい...
おもしろかった
だが自分がばかで無知なせいか
専門用語かな?みたいなのがあって
よくわからない部分が多々あった
かしこくないと生きれないって感じがした
かしこくなろう、勉強しよう
火星の人
500点
音楽、SF表現、主人公の驚くような行動力と知恵、とにかく褒めるべき要素が山盛りなんだけども、その辺は置いとこう。
個人的に面白いと思ったのは、主人公が最初に木製の十字架を火口にするじゃん? 燃やしちゃうじゃん?
あれって、今絶望的な危機に居るけど神様には頼りません、神様には祈りません、って宣言だよね?
そう、主人公は確実に死ぬレベルの状況に居るのに祈らない、すがらない。
たぶんこの映画は冒頭で神の存在を否定しているんだ。
神様なんて居ません、困難を乗り越えるのは自分自身です、あなた自身です。って言われてるような気がする。
そして主人公は人間として、人間の持てる小さな力と大きな知恵で困難を乗り越えて行く。
水の無い場所で水を産み出し、有機物の無い火星で植物を作る。
火星で4年間生きようとする。4年だよ4年!ムリムリ。
例えばだけど、この姿をワトニーの事知らない人が見たらどう思うだろう?
火星に行ってみたら、1人の男が畑を作り、居住区を構え生活をしている。
しかも火星には彼しか存在してなさそうだ。
これって火星人だよね?火星初の知的生命体、もう火星に住んじゃってる人。
ちなみに僕は関西人だが、現在は神奈川県民だ、ワトニーも地球人だけど史上初の火星人になったんじゃないだろうか。
原題マーシアンってそう言う意味でも有るのかなあと思った。
そして、この物語の遙か先の未来に、火星が地球人の生活圏になった時、ワトニーは彼らになんと呼ばれるのだろう?
英雄?先駆者?偉人?
いや、きっと未来の火星に住む人たちには「神様」って呼ばれるんじゃないかなあ。
火星に大地を作り、命を育て、水を産み出した人。
この映画は神の否定と肯定を同時に描き、神様の正体は、知恵と知識と行動力と自分を助けてくれるみんななんだよ。と言っているように思える。
アメリカ的
原題"Martian"、アクシデントで火星に置き去りになった宇宙飛行士と、NASAと、置き去りにしてしまった宇宙船の仲間の話。主人公が楽観的なのが特徴で、次に火星に探査機がやってくる4年後まで1年分の食料で待たねばならず、普通に考えたら絶望的な状況の中で生きのびるために奮闘努力し知恵を発揮する様子に観客は敬意を感じるはず。宇宙船のキャプテンが女性というのも新しい。
ただ映画としては既視感あり。主役も、宇宙飛行士というよりマット・デイモンという感じがしてしまう。途中、中国の技術を借りて、ほらグローバル、というのも、なんだかなぁ。
There's a starman waiting in the sky. 巨匠リドリー・スコットが贈るマット・デイモン主演の火星ぼっち映画
やっぱりリドリー・スコット監督のSFは面白いですね!何というか自分に合う感じです。酷評されてる「プロメテウス」も個人的には好きなんです。とは言え今回はリドリー・スコットなのに全体的に明るく健康的です。ゴールデン・グローブ賞で賞を取ったのがミュージカルコメディ部門だったのも観れば納得です。
でも相変わらず映像の取り方は素晴らしく綺麗です。宇宙のシーンはもちろんの事、ヨルダンで撮影された火星の風景は本物の火星にしか見えない!!赤茶けた砂漠のような風景ばかりなのですが、とても美しく見えます。
マット・デイモンは流石上手いです。火星に1人取り残されても、どんな状況にもめげずに決してユーモアを忘れない宇宙飛行士を見事に演じています。ちなみにアクシデントにパニクるような人は最初からNASAには入れないらしいです。しかし、あの状況でも諦めないって宇宙飛行士ハンパねぇ!!
その他の俳優陣が意外と豪華だったのに驚きました。マット・デイモンとジェシカ・チャスティンは「インターステラー」つながり、マイケル・ペーニャとセバスチャン・スタン、それにケイト・マーラはマーベル作品つながりと勝手につながりを見つけ楽しんでました。ショーン・ビーンさんが死ななかったのも良かったです。
話にいきなり中国が出てきたのは時代の流れですね。「コンタクト(97年作品)」の時は日本だったのに、今や世界の目が中国に向いている感じがしてちょっと残念でした。
しかしながら、そこを引いても十分に映画館で観る価値の作品です。船長の音楽の趣味も良く、デヴィッド・ボウイのstarmanが流れた時には感涙物でした。悪人のでない、最後はスッキリと終われる作品、是非是非3Dで楽しむ事をオススメします。
意外と面白かった
マット・デイモン、また置いてきぼりにされるのかよと思っていたが意外と面白かった。最近SFで置いてきぼりにされたりコロニーに移ったりという役が多かったが、それらよりマット・デイモンのいい面が出ていたと思う。ゼログラビティよりも論理がしっかりしてたと思う。金属片を身体から取り出す際、痛みに耐えるために犬のように呼吸する演技はリアルだった。
ちなみにIMAXの3Dで鑑賞したが、酔うことなく観れた。
火星生活
絶望的な冒頭部分から、それを明るく愉快に見せる。ここまでの極限状態では不安が募る一方、自分なら何もできないだろう。とても主人公に感情移入など出来るはずもなく、あくまで客観的に「主人公の生還を待っている人」としてストーリーは進んでいく。
緊急事態にも、地球へのアクセス方法。じゃがいもの栽培。ディスコの音楽を聴く火星生活の日々。
置き去り(どうしようもなく仕方がない)を食らっても仲間を信じ、起こりうる奇跡に備えて行動する彼はとても勇敢で、宇宙に取り残されるという同じ状況とはいえ、インターステラーの時の天才根性悪男とは似ても似つかない(笑)
マット・デイモンの役作りも素晴らしい。
ただ、140分以上ある中でどうしてもダラダラしてしまい、ラストの興奮をイマイチ大きく分かちあえない。もう少し圧縮できたはず。
予告の時点で見せすぎじゃないか?と思っていた通り、平日とはいえ席もガラガラに空いていて観終わったあとも見せ過ぎだなと実感した。
マットデイモン!!サイコーでした。ハラハラドキドキさせる。現実に、...
マットデイモン!!サイコーでした。ハラハラドキドキさせる。現実に、もしかしたら起こってしまってる?しまうかも?って思わせる!?あの展開は良かったです。
マット・デイモンの演技に魅せられた
主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)の
メンタルタフネスなキャラクターと淡々とした心理描写が
ドキュメンタリータッチでいい雰囲気を釀しだしている。
そこに救出時の地味なマークの感極まった演技が際立った。
何よりもハッピーエンドで観終わった後味が良いのが素晴らしい!
ドキュメンタリーのようなリアルなSF作品
原作が最高でしたので、2時間ちょっとでどこまで再現できてるかなと心配な面もありましたが、今回の実写化は予想以上まずまずの仕上がりとなっていました。科学的なこまかい部分の説明やワトニーが遭遇するいくつかの災難は省略されています。原作を読んでいたのでそれを補完するといったイメージで観ることができましたが初見の方は流れに追いつけたのでしょうか。この作品を映像化するなら1回にまとめた劇場版より朝ドラのような連続ドラマに向いているかもとも…ドキュメンタリーのようなリアルなSF作品。
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