「なんか微妙」オデッセイ Croさんの映画レビュー(感想・評価)
なんか微妙
最近The Planet Crafterというゲームを始めたのだが、未開拓の荒れ果てた惑星に降りたって人が住める環境にテラフォーマーしよう! 的な作品でこれがまた面白い。面白すぎて連日夜遅くまでやってしまうせいで寝不足気味……
てな訳で、「なんかこんな映画あったよなぁ」と思い出して鑑賞する為にNetflixに登録。
期待大にして観ていたのだが、中盤で退屈になりウトウト……。半分寝てる状態で観ていてよく内容は覚えてない
いやいや、寝てるせいで内容覚えてないから低評価なんてあんまりじゃないか!? と思われるかも知れないけど、マジで面白い映画は2日間寝てなくても目ガンギマリで見入っちゃう自分が寝ちゃうってことはつまりそういう事なのである
とにもかくにも設定は凄くいいのにそれが活かしきれてない。ドクターストーンのように化学お勉強知識無双映画かと言われるとそこまでではないし、極限の漂流サバイバルかと言われるとそんなに緊迫感はない
そもそもマークのメンタルが鬼すぎて(というかそのくらいの鬼メンタルじゃないと火星開拓チームなんかに務められないのかも知れないが。友を見捨てる判断早い奴然り)、全然緊張感がない。火星に1人取り残された絶望感というのが演出的に今ひとつなのだ
いやいや、それこそがこの映画のテーマにおいてもっとも重要なんじゃねーの!? って思いたくなるんだけど、鬼メンタルのマークは普通に何事も無かったかのようにじゃがいも栽培し始める
じゃがいも栽培もそこまで苦なく、一度の失敗があった程度で難なく成功。絶望感ゼロ。
しかも早いうちにNASAと交信できたおかげで1人取り残された感も中盤も早い内に解消されてしまい、どうやって助けるかに物語はシフトしていく。もはや火星に取り残されたサバイバル映画感はこの時点で皆無である
その後のことはなんかもうウトウトでほとんど覚えてないけれど、火星という環境で1人取り残されてサバイバルする映像が観たかったのに肩透かしもいいところで飽きて寝てしまった
もし中盤から後半にかけてその映像がこれでもかと詰まっていたのであれば寝てしまった自分を恨みたいところではあるが、序盤でその面白さを引き出し切れてない時点で微妙な映画である
期待して観たもののアメリカマンセー的なよくあるクソ映画って感じ。中国が見返り求めずに助け舟出すなんてあるわきゃねーだろよ、となった時点でリアリティの欠片も感じずリタイアのきっかけにもなったかな。とにもかくにも残念な映画だった