「アメリカ映画らしさ」オデッセイ CRAFT BOXさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ映画らしさ
トラブルによって仲間とはぐれ、火星に取り残された宇宙飛行士(生物学者)が、科学の知識を活かして生き延び、再び迎えにきた仲間たちと地球に帰還する物語。
リドリースコットのSFなので、もう少し緊張感のある映画を期待したが、主人公の前向きで明るいキャラクターと、ハリウッド映画らしいアメリカ万歳感が満載で、思ったよりもアッパーなエンターテインメントだった。
全体を通して、全くと言っていいほど観客に危機感を感じさせない。もっとも重要な問題である食料問題も、明るい主人公のキャラクターのおかげで、割と簡単に解決。アメリカってこういう映画を、恥ずか気もなくアッパーに作り上げるのは、嫌みじゃなくて感心する。
まぁ、エンターテインメントとして楽しむには十分というところ。
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