「笑える宇宙サバイバル+a」オデッセイ 坂井クリスさんの映画レビュー(感想・評価)
笑える宇宙サバイバル+a
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IMAX3Dで観ました。
壮大な世界観で展開される物語なのでできるだけ大きなスクリーンで火星や宇宙を味わってほしいです。
ダークナイト以降の傾向かシリアスな物語が多かったハリウッドの反動なのか最近は明るいキャラクターが受けているようですね。
この映画の主人公も、火星にたったひとりという絶望も裸足で逃げ出すような状況でもユーモアを絶やさないポジティブさで、
どう見てもシリアスな現状なのに、
彼の言動や行動に笑ってしまい、退屈せずに観れました。
GG賞でコメディ部門で選出されたのも納得です。
まちがいなく傑作だと思うのですが、
明らかな中国資本が映し出されるたびに一瞬冷めてしまう。
舞台が中国だったり中国人が出演するのは全然いいのですが、
あの国がどういう国なのかを多少知っていたりするひとは、
逆にあまりのリアリティのなさに笑えるかも。
アメリカ側の視点で宇宙飛行士、行政、世論などいくつかの意見を持たせ最低限のリアリティを演出しているのに、
自国民の命さえ平気で脅かすあの国が(というか共産党が)、アメリカ人を助けるためにあそこまでするのかという疑問が始終付き纏う。
あれだけ科学や理想を詰め込んだ映画なのに資本という金の力にはお手上げなのかと思うと☆ひとつマイナスかな~
皮肉だけどなんにも知識がないほうが楽しめた気がする。
アメリカに貸しを作りたかったんだなと自分を納得させて辻褄を合わせればなんとか・・・
まあ作品自体はとてもおもしろいのでぜひ劇場で。
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