「世界は一人のために。一人は世界のために。」オデッセイ ぽんぽこさんの映画レビュー(感想・評価)
世界は一人のために。一人は世界のために。
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私自信が平和主義者であるせいか、この映画のテーマは平和主義、Love&Peaceであるように思われました。
たった一人の宇宙飛行士を機密を公開してまで助ける中国政府、世界中のひとびとが自らの苦労を厭いながらも参加し、全身全霊で彼を助けようとする。
現実社会では絶対にあり得ない、しかもまさか中国とアメリカがそんな風に協力することなんて。
でもそれは実際のところ全人類の潜在的な望みであるはずです。でも、そう夢ばかり言ってられない現実や未来が各国にある。そんな前提で見ていたら、この映画があり得ない希望の世界を見ているに思えてきて、胸が高鳴っていました。主人公のヒーロー性(絶対に諦めない、絶対に成功するアメリカンヒーローなイイヤツ)も手伝ったのかもしれません。
作品全体的には、全編通して飽きるところなく濃密な時間を過ごせたと思いますが、全体的にドキュメンタリー調でさっぱりしてるくせに、確実に待っているハッピーエンドへ向かっていったことからオーソドックスな映画を見ているようで少し物足りなさがあったため、星三つにさせていただきました。
こんな世界であったらいいのに、と切に願います。
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