「知力と行動」オデッセイ Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
知力と行動
ネガティヴな感情に押し流されそうになった主人公が、ポジティブな感情で見事にピンチを切り抜けるというお話はゴマンとあるが、この映画は違う。
知性と理性、実質的能力のみがフォーカスされる。真のエリートは、他人の思惑や自分の感情に囚われない。さらに、怠惰と迷信とは無縁である。常に知力と行動あるのみ。
自分自身の道を歩みながら、切実に誠実に生きる。
そもそも他人に執着(期待)したり、自分はこうだ!的な無駄な主張をするのは「我」である。「我」に支配されると人は余裕を持てない。
「我」を捨てて「自分」を生きる。その余裕こそが、彼を救った唯一の武器だと思った。
素直に、精神が高まる思いがした。
IMAX、すごかった。
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