「可もなく不可もなく」オデッセイ ひつじはねたさんの映画レビュー(感想・評価)
可もなく不可もなく
心に響くようなストーリーでもないし、
劇的なドラマがあったわけでもないし、
SF的なサスペンス要素があったわけでもない。
感想を聞かれれば、
「まぁフツーやった」
としか言えないし、
ストーリーの内容を聞かれれば、
「火星に置き去りにされた人が地球に帰ってくる話」
としか答えれない。
それ以上でもそれ以下でもないところがとてつもなくもったいない作品。
結局この作品は映画として一番抜いてはいけないものが抜け落ちていた。
主人公やその他主要人物のキャラクター造形。
設定はあったんだろうけど、その描写がほとんどなかった。だからマークが火星で取り残されて次の探索隊が来るまでどうやって生き延びようか奮闘している姿を見せられても、
「大変そうやなぁ」
と、他人事のようにしか思えない。
ストーリーは良いのにホントにもったいないですよね。
これでアカデミー賞にノミネートされてるんですからアカデミーもいよいよかな、とさえ思えてくる。
しかしリドリー・スコット、
最近全然ですね。
本来0点ですけど、
暇つぶしができたのとマット・デイモンはまー良かったんで、2点ってことで。
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