劇場公開日 2017年8月11日

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「鑑賞記録」スパイダーマン ホームカミング ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0鑑賞記録

2018年1月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2度目のリブート、三代目となる映画版スパイダーマンは、サム・ライミ版ともマークウェブ版とも異なる新しい切り口で描かれており、同じキャラクターでこれほど違うのか!と驚かざるを得ない。

本作のスパイダーマンは飛び抜けて「幼い」。純粋無垢といってもいいだろう。そんな彼がヒーロー稼業に七転八倒しながらも取り組む姿は応援したくなるくらい可愛い。たぶん、今まさにティーンエイジャーである子達からは、これまでの劇場作品以上に共感を得られるものとなっているのではないだろうか。

ピーター・パーカー=スパイダーマンの純粋性を際立たせるのがマイケルキートン演じる悪役ヴァルチャー。一言で言うならばチョー怖い大人。恫喝するでもなく、凶器をちらつかせるでもなく、ピーターを威圧する場面は本作の白眉の一つ。すごかったなぁ。

自分の町の平和を守る親愛なる隣人は、これから先全宇宙規模の戦いにどう絡んでいくのだろう。ていうか、生きていけるの?若干の心配と大いなる期待を抱いて、来年のアベンジャーズ新作を待ちたい。

ヤッター