「ミス・チェンジの正体は？？」ミス・チェンジ　kossyさんの映画レビュー（感想・評価）

　よくある入れ替わりモノですが、この作品のユニークなところはセクシー美女の正体が不明のまま主人公である弁護士と体が入れ替わってしまい、入れ替わった相手が死んでしまうというところ。さらにキスする度に入れ替わるので、イケメン同居人と3人で入れ替わりを楽しんでしまうというもの。死んだ美女は放置して、弁護士ジェチルとイケメンくんの男同士で入れ替わりをエンジョイしてしまう・・・

　法廷では連戦連敗のジェチル。一方イケメンの親友ヒョングは司法試験に8回連続不合格であるため、ジェチルと入れ替わって連戦連勝という快挙。そして、ジェチルの後輩で、かつてはヒョングと付き合っていたという女性弁護士スヒョンに恋心を抱いているものの、女性経験がないため積極的な行動に出られないジェチル。スヒョンの体を借りて、元カノスヒョンにアタックするのだった・・・

　入れ替わりロジックを最大限に生かした特長はあるものの、コメディも逸脱してふざけすぎてているのが残念。裁判など司法関係の描写も全くなく、結局は恋愛モノに落ち着くわけですが、元カノだけならいざ知らず、中身がジェチルとは言え、元カレと簡単に寝てしまう女に純真さは見られない。誰とでも寝てしまう女だぞ！と、忠告したくなってしまうほどだ。純愛ものが多い韓国映画において、これまた異質だ。

　ただ、エピローグを見る限り、ミス・チェンジの正体は一体何なのだと興味が沸いてくるのです。体だけが若くてセクシーな女性のままで、様々な人間が彼女の中身を乗っ取っていく。乗っ取った人はそのまま死んで、ミス・チェンジの体だけが永遠に生き続けるんじゃないだろうか。続編も色々考えられそうで、あれこれ妄想してしまいそうです。

　スヒョン役のシン・ユジュの大胆ヌード、セックスシーン有り・・・これでレイティングなし？