「安藤忠信と長谷川博己好き必見」セーラー服と機関銃 卒業 ikuさんの映画レビュー(感想・評価)
安藤忠信と長谷川博己好き必見
舞台挨拶付のプレミアで観賞。
登壇する橋本環奈さんをみて、スタイルはまだまだ幼さを残していて、なんだか安心する。
ただ彼女の声をはじめて聴いた衝撃はそれなりでした。なかなかのハスキーボイス。
声はともかく、さすがにこれだけ注目されているアイドルだけに喋りは達者。しっかりしてます。好感の持てる真摯な語り口。
武田鉄矢さんの喋りの上手さは別格。
今日は環奈さんの17歳の誕生日だそうで、お祝いの一言。しっかり先生口調で環奈の環の時の由来を紹介。襟口に祈りを抱え王になるべく見守っているという意味があるんだって。デビュー作の高倉健さんとのくだりも、自身の経験を50歳離れた後輩に伝えようとしてるのも、ベテランの安定感半端ない。
わきまえてる長谷川博己さんは言葉数少な目で佇んで、大野拓郎君は随分喋りもうまくなって
久しぶりに飽きずに舞台挨拶を拝見できました。
さて、ようやく本編観賞。
監督も言ってたけど、見てるうちに環奈さんの演技がだんだんうまくなってる気がした。
ストーリーはまぁこんなものか。
橋本さん好きはもちろん、長谷川博己ファンと
安藤政信ファンは見て損はない仕上がり。
長谷川さんのアクションも意外にカッコいい。
安藤さんの狂気の演技はさすが。
安藤政信の繰り広げる論理も憤りも、時おり差し込まれる政治批判的なメッセージもきになる演出はあるけど及第点か。
長めのカメラワークもスローモーションもノスタルジックな印象を受けて作風にはあってた。
思ったよりしっかりヤクザモノでした。