トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールドのレビュー・感想・評価
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さりげなく名言
トイストーリーかと思ったらグラディエーターだった映画。
「トイ・ストーリー3」から3年後の、とある出来事を描いた短編映画です。
クリスマスの2日後、ボニーは恐竜のトリクシーやウッディを持って友達のメイソンの家に遊びに行く。
しかし、メイソンは新しいテレビゲームに夢中になってしまい、トルクシーやウッディたちは放っておかれてしまう。
トリクシーたちは、部屋に置かれていたおもちゃのセットである「謎の恐竜ワールド」に足を踏み入れる。
そこにいた大勢の恐竜の戦士バトルサウルスは、なんと自分たちがおもちゃである事を全く知らず、
完全にその場所で自分たちの独自の日常を送っており、
その中ではなんと剣闘士のような戦いを繰り広げ、それにウッディたちが巻き込まれて大変なことになる…というあらすじ。
恐竜のおもちゃのトリクシーと、
恐竜の戦士(のおもちゃ)のレプティラスを中心に展開されます。
どこか他の人(おもちゃ)とは違う、という点でシンパシーを感じ合う二人。
レプティラスは「世界は大きい。色んなものになれる」という自由性、可能性をトリクシーに諭され、
新たな価値観、存在意義を見出す。
レプティラスが、武器のハンマーを捨てることで、過去の闘士でしかなかった自分と決別し、
おもちゃと生き方を選ぶと言う展開はグッと来ましたね。
また、トリクシーとレプティラスは、やろうと思えばもっと恋愛関係っぽく描けたところを、そこまでではないバランスにしたのも良かったですね。
不満としては、
短編なので仕方ないですが、ウッディとバズが完全に脇役で、ジェシーに至ってはほぼ出番なしなことですね。
余談ですが、
ボニーがウッディたちが入っているリュックを雑にぶん投げたり、
テレビゲームに夢中になってしまったりなど、
何気に「トイストーリー4」の布石のようなものを感じなくもなかったですね…
短編だからと侮るなかれ。涙腺決壊注意⚠️
ピクサー発の大人気アニメシリーズ『トイ・ストーリー』の短編作品。『トイ・ストーリー3』後の物語が描かれている。
ウッディ&バズとお馴染みのメンバーが、恐竜人をテーマにしたおもちゃセットの面々との争いに巻き込まれてしまう。
主人公ウッディの声をトム・ハンクスが引き続き演じている。
トイ・ストーリー4の予習の為に鑑賞。初見かつ吹き替え版での視聴。
本作も『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』同様、映画ではなくTVスペシャルのようですね。時間も約20分と短め。
本作の主役はトリケラトプスの人形のトリクシー。これまでほとんど出番のないキャラクターだったので、意外な人選(おもちゃ選)だと思いました。
ボニーの豊かな想像力故に、本来の恐竜として遊んでもらえないことに悩むトリクシーが、凶暴な恐竜人たちと接することで、本当に大切なことに気付くという、短いながらもしっかり練られたシナリオはさすがピクサー!
抜かりなしといったところ。
レプティラスがおもちゃとして初めて遊んでもらう場面は不覚にも涙してしまいました。
「こいつらは自分がおもちゃだと気付いてない!信じられん!」と発言するバズを見るウッディの表情が素晴らしい!
コメディ要素もしっかりと笑えます🤣
恐竜人たちとのドタバタアクションは、これぞ『トイ・ストーリー』という感じで楽しかった!
そしてラストはこれまでの『トイ・ストーリー』にはなかったミステリアスな展開があったりして、小品ながらも充分楽しめる一本となっています。
子供とおもちゃの関係性を描き、その上でアイデンティティの問題にも言及。しっかり笑えてしっかり泣ける、これぞまさしく『トイ・ストーリー』!
この路線で『4』が作られた世界線に移動してぇなぁ…。
トリクシーの恋と自分探しの物語
傍役・トリクシー大活躍の一編
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