トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールドのレビュー・感想・評価
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短編だからと侮るなかれ。涙腺決壊注意⚠️
ピクサー発の大人気アニメシリーズ『トイ・ストーリー』の短編作品。『トイ・ストーリー3』後の物語が描かれている。
ウッディ&バズとお馴染みのメンバーが、恐竜人をテーマにしたおもちゃセットの面々との争いに巻き込まれてしまう。
主人公ウッディの声をトム・ハンクスが引き続き演じている。
トイ・ストーリー4の予習の為に鑑賞。初見かつ吹き替え版での視聴。
本作も『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』同様、映画ではなくTVスペシャルのようですね。時間も約20分と短め。
本作の主役はトリケラトプスの人形のトリクシー。これまでほとんど出番のないキャラクターだったので、意外な人選(おもちゃ選)だと思いました。
ボニーの豊かな想像力故に、本来の恐竜として遊んでもらえないことに悩むトリクシーが、凶暴な恐竜人たちと接することで、本当に大切なことに気付くという、短いながらもしっかり練られたシナリオはさすがピクサー!
抜かりなしといったところ。
レプティラスがおもちゃとして初めて遊んでもらう場面は不覚にも涙してしまいました。
「こいつらは自分がおもちゃだと気付いてない!信じられん!」と発言するバズを見るウッディの表情が素晴らしい!
コメディ要素もしっかりと笑えます🤣
恐竜人たちとのドタバタアクションは、これぞ『トイ・ストーリー』という感じで楽しかった!
そしてラストはこれまでの『トイ・ストーリー』にはなかったミステリアスな展開があったりして、小品ながらも充分楽しめる一本となっています。
子供とおもちゃの関係性を描き、その上でアイデンティティの問題にも言及。しっかり笑えてしっかり泣ける、これぞまさしく『トイ・ストーリー』!
この路線で『4』が作られた世界線に移動してぇなぁ…。
トリクシーの恋と自分探しの物語
もちろん楽しいお話ですが、自分はクライマックスのシーンは感動しました。やはりおもちゃたちが遊んでもらっているシーンはトイ・ストーリーの見せ場のひとつの気がします。動いてるときと違って無表情のはずなのにとても喜んでいるように見えるからトイ・ストーリーは不思議、そして面白い!
傍役・トリクシー大活躍の一編
『トイ・ストーリー』の主要テーマである「子どもと遊んでもらえないおもちゃたち」が色濃く出た作品で、テーマ的には悪くない。
が、恐竜たちの世界が暴力的すぎる世界なので、少々怖い。
まぁ、愛がなければ、このように暴力的になってしまう、ということはハナシの後半に判るのだけれど。
作品的には、これまであまり活躍がなかった傍役・トリクシーも陽の目をみて、悪くない出来です。
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