「方向の味見」しあわせへのまわり道 Eeyoreさんの映画レビュー(感想・評価)
方向の味見
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夫の浮気により別居中のウェンディと、インドから政治亡命をしニューヨークでタクシー運転手をしながら運転の教官をしているダルワーン。
ウェンディはダルワーンから運転を習う事となるが、いざとなると「夫が乗せてくれるわ」と逃げだそうとするが、ダルワーンは落ち着いた声で言った「私も母がしてくれるからと料理を覚えなかったが、離れて暮らす今は料理をしている」と、そして、運転を料理に例えてこんな事も言う「動き方に迷えば少し動かし、方向の味見をするのだ」と。
二人の実生活に変化が次々と起きながらも、運転教習は続き、二人の心の距離も近くなり、ダルワーンの誘いにウェンディは答える「ひとつ問題があなたは誠実な人よ。私の希望」なんて素敵な場面なのだろう・・・。
そして、この作品にはもう一人重要な人物がいる、インドからの花嫁だ。彼女には本当に幸せになって欲しい。
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