「【”士官と看護士。そして君を人生にキャスティングする!”今作はポルノ映画監督と、元子役出身の人気女優との恋を描いたチョイ沁みるラブコメディである。】」レッドカーペット NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”士官と看護士。そして君を人生にキャスティングする!”今作はポルノ映画監督と、元子役出身の人気女優との恋を描いたチョイ沁みるラブコメディである。】
■ポルノ映画の人気監督・ジョンウ(ユン・ゲサン)は、商業映画の監督を夢見て日々脚本を書いていた。
そんなある日、不動産詐欺に遭った元人気子役・ウンス(コ・ジュニ)と同居をすることになる。
彼女はジョンウが何の映画監督か知らずに彼の商業映画の脚本”士官と看護士”を読んで、面白いと思い、数々のオーディションに落ち乍らも女優としての再起を誓う。
そして、二人はカーテン越しに一つ部屋で暮らしていたが、ある日漸く結ばれるのである。
◆感想<Caution!やや、内容に触れています。>
・ウンスを演じたコ・ジュニさんを全く知らなかったのだが、ドラマで人気の女優さんの様である。キュートな方であるなあ。
・ジョンウの商業映画”士官と看護士”に、出演した漸くスターになったウンスとジョンウの事をスクープする、盗作疑惑があるカン監督は、下衆な奴だなあ。
・そして、ジュンウは会見で、用意された謝罪原稿を読むシーン。
彼は、”非道徳””恥”と言う言葉を、敢えて使わないのだなあ。自分の仕事に誇りを持っているという事だよね。
そして、少し思ったのは、ポルノ映画監督や、製作者たちや、女優さん達の仕事が、”不道徳”とか”恥”って事はないんじゃないかなあ。
それに、邦画の名だたる商業監督さんの中でも、ポルノ映画を作り続けてから商業映画に転身した方も多数いるしね。
子供が、ポルノ映画を観るのはまずいけれど、需要があるから作るんでしょ。で、観た事は無いのだが、ポルノ映画にも名作と言われる作品はあるしね。
・そして、ジョンウの商業映画”士官と看護士”は、小さな映画祭に招聘されるのだけれども、そこにウンスはキチンと駆け付けるんだよね。
あとは、ジュンウの事を応援する両親もね。
そこに掛かって来たあの電話は、何の映画祭からなんだろうな。
<今作は、ラストシーンも心地よき、ポルノ映画監督と、元子役出身の人気女優との恋を描いたチョイ沁みるラブコメディなのである。>