「これぞ王道。諦めない強さと、周りをも変える夢の力。」レッドカーペット 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ王道。諦めない強さと、周りをも変える夢の力。
【賛否両論チェック】
賛:不遇な境遇にあっても、それでも自らの夢を叶えるために奮闘する姿に、思わず励まされる。仲間達とのコミカルなやり取りも微笑ましい。
否:ストーリーとしては出来すぎているか。現実味はあまりなし。ポルノ監督が主人公なので、卑猥なシーンも少なからずある。
泣かず飛ばずな上に、何をするにも“ポルノ監督”という肩書きがついて回る主人公が、それでも自分の夢を叶えるために奔走する姿に勇気づけられます。そして、そんな主人公とひょんなことから出逢い、一歩一歩自分の夢を叶えていくヒロインと、その成功ゆえに変わっていってしまう主人公との関係性も、非常に切なく描かれていきます。
ただストーリーはかなりご都合主義で、真剣に考えると、
「いやいや、それはないでしょう(笑)。」
と思ってしまう展開と多いので、その辺りは好みが分かれそうなところです。
主人公とその仲間達との丁々発止なやり取りも、さすが韓国映画の王道といった感じです。個人的には、後ろの2人が恋愛話をしているのに、それを聞いている主人公が、勝手に自分のことに置き換えてしまうシーンが、かなりお気に入りです(笑)。
言わずもがな、お好きな方は是非チェックしてみて下さい。
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