「笑わせてもらいました〜！」TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ　おじゃるさんの映画レビュー（感想・評価）

ストーリーは単純で、頭を使わずに笑いに集中できます！
とにかくテンポのよい会話は漫才を見るかのようで、小気味よかったです。他にも、いろいろな方が隠れキャラのようにちょいちょい出てくるし、細かい小ネタが随所に仕込まれているので、一度見ただけでは拾いきれません。改めてビデオで見てみたいです。

キャスティングもバッチリで、神木くんと長瀬さんは言うことありません！しだいに変化していく心情や人間的な成長を、神木くんは見事に演じています。一方、ロックの鬼として振り切った長瀬さんの演技は、いつの間にか自然なものに見えてくるから不思議です。これに絡む尾野真千子さんの演技も、切なさがこみ上げてきました。他にも、皆川猿時さんもインパクト大です！

全編ギャグオンリーかと思いきや、恋愛、友情、家族、成長、命、生き方など、さまざまなテーマをもっていて、それでいてどれも押しつけがましくないから、いろいろな見方ができる作品だと感じました。ただ、ちょっと長い感じがしたので、もう少しコンパクトにまとまると更にいいかも。あと、ジゴロックとか閻魔様の最後の裁定の根拠とかはよくわからなかったです。でも、深く考えずに雰囲気で見ちゃえば、どうということはないですけどね。