「クドカンらしい配役の妙。」TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ No-Bodyさんの映画レビュー(感想・評価)
クドカンらしい配役の妙。
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色んな意味を含めて「The宮藤官九郎ワールド」の典型的作品。
好き嫌いもはっきり分かれると思う。私的には“嫌いでは無い”レベル、かな。(^^;)
ハチャメチャ感は時にハマって笑えたが、時に置いてきぼりも食らったりして…ま、それもクドカンワールドなのだろう。
個人的に評価したいのは宮藤監督の役者の使い方。主役級は勿論の事、じゅんこ役の皆川猿時と天国案内人の荒川良々はクドカンらしい配役。あと、中村獅童。精子のシーンでのほんのチョイ役なのにエンドクレジットでは準主役級と言う…。(笑)
更に地獄バンド“地獄図(ヘルズ)”のメンバー名の由来も良い。桐谷健太の“COZY”がコージー・パウエルで清野菜名の“邪子”が孤高の天才ジャコ・パストリアスってのが泣ける。長瀬智也は名前よりキャラが“地味変”=ジミヘンから来てる…のかも。(^^;)
時々生き方に関して考えさせられたりもしたが、劇中歌「天国」の“あなたが居ればここは天国、あなたが居なけりゃここは地獄”って歌詞にこの作品のテーマが凝縮している様にも感じた。
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