劇場公開日 2016年6月25日

「良い意味でチープなコメディ( ´∀`)」TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5良い意味でチープなコメディ( ´∀`)

2016年6月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

神木隆之介さんの少々うざったいwポスターで前から知ってたのですが、あまり腰が上がらなかったのですが鑑賞しました。

馬鹿馬鹿しさを真面目にやっててとにかくテンポが良く、舞台を見てる様な会話劇が楽しい。舞台となる地獄も良い意味でチープ。小ネタも小道具も効いているのはクドカン流。
あと音楽が良いね♪

最初の入りや設定、オチまでの流れはよく考えるとなかなかシリアスではあるが、そこに気にならなくて、終始楽しめる。また時折主人公の立ち位置やその他の立場を考えたら、グッと来る所もある。でも楽しめると言うのが良いです。

長瀬智也さんのキラーKがとにかく良い。神木隆之介さんも会話のテンポ・ツッコミも負けてない。その他の出演者も小ネタが効いてて良い。
若干の下ネタがちょっと下品なのも青春映画っぽい。痒い所に手が届いていると言う感じのキャスティング。
邪子役の清野菜名さんとえんま校長役の古田新太さんはちょっと弱かったかな?

2時間超えの上映時間にクドカン作品特有の後半辺りでのスタミナ切れの中弛みも余り無かったのが良い。でもこれで1時間40分程度でまとめてたらもっと良かったかなと思います。

映画として観るより、舞台を観てる感覚で楽しめる。
初期の劇団☆新感線の様な馬鹿馬鹿しさと音楽の拘り、ネタの数々。
個人的にはクドカン作品の中ではかなりお薦めの作品かなと思います。
クドカン好きも小劇団等がお好きな方にもお薦めな面白さがあります。

松王○