「.」メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。トリロジーの二作目で原題"Maze Runner: The Scorch Trials"。このシリーズは迷路に拘って欲しかった気もするが、本作はゾンビもので、その世界観や筋の運びから『バイオハザードⅢ('07)』を想起した。不気味なWCKDや様々な謎、前作からの伏線等が回収・判明し始める。“ジャンソン”役のA.ギレン、普段の笑顔と上品な言葉遣いとは対照的な冷酷で罵声を浴びせるギャップがとても佳い。何と無く有り勝ちな展開や進行になり、前作('14)よりやや落ちるも充分、合格点。65/100点。
・忠実だった前作('14)とは打って変わり、病状やキャラクター等、原作とは大きく変更されている。監督は、次作の完結篇で再び原作に忠実になると発言している。
・原作者J.ダシュナーによれば、本では次作『The Death Cure('11)』でトリロジーを完成し、第一作の13年前を描く『The Kill Order('12)』が第四作、この第四作と第一作の間を描く『The Fever Code('16)』と云う第五作が今夏、発表予定だと云う。
・オープニングタイトルは、"The Scorch Trials"のみで、シリーズの冠"Maze Runner"は省略されている。
・当初、R.サラザール演じる“ブレンダ”は、H.スタインフェルドにオファーされ、内定していた。
・鑑賞日:2016年1月23日(土)