「原作改編が成功した好例」メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮 ときのさんの映画レビュー(感想・評価)
原作改編が成功した好例
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1ありきの続編だがキャラが生きる良作。原作からかなり改編があるがむしろ原作スコーチ・トライアルよりもたるみのない話になっている。気になるのは字幕で、台詞と意味がかわる、あるいは意味が通らない部分が実はあり、これは残念。吹替にて改善されることを望む。1作目メイズ・ランナーでもそうだったし、今回もそうだが、3作目デスキュアからの設計を引いてきているので、さりげなく今後の展開を匂わせる箇所がある。
キャラクターとしては、今回はツッコミ役のギャリーがいないため、トーマスが暴走しかけるのを止めるのがニュートであったり、ミンホがメイズを出たことで重圧から解かれ、ごく普通の表情を見せたりする変化があり、さらにウィンストンの一件ではグレーダーたちの3年の絆を感じさせるものがあった。
新しいキャラクターたちもそれぞれ個性的で、特にホルヘやジャンソンら年上キャラのキャスティングが素晴らしい。
記憶がないはずのグレーダーたちがなぜか銃の扱いを熟知していたのはまあ、アメリカ作品の定番といったところか。
彼らの辿り着く場所はどこなのか、最後まで見守りたい。
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