「迷路は寧ろ内容に有り!」メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
迷路は寧ろ内容に有り!
壮大なる3部作の中編。
但し、前作の映像がフラッシュバックで提示される事は無いので。前作を観ていない人は、間違いなく付いて行くのは難しいと思う。
さて、“壮大“と言いつつも、実は同じ事(行動等)を繰り返しているだけ…とも言えるか。
逃亡→全力疾走型○゛ン○゛さん達との鬼ごっこ→逃亡→敵襲撃→逃亡→ゾ○○゛さん達出現&謎のアジト→逃亡→○゛○ビさん達との鬼ごっこ2→謎のアジト2→逃亡(車強奪)→敵襲撃?→謎のアジト3→敵襲撃…と。
まあその間に仲間が増え、(減ってもいるのだが)何となく謎も少しずつではあるが解明している様だから、一歩ずつ前進はしている様ですけどね。
迷路を前にして「あんなんかな〜?こんなんかな〜?」(仁鶴風)していた前作と比べて、明らかにアクション場面が増え、スケール感も増している。
と言えども、またまた謎は深まるばかり。どうやら若者達の中で特定の物から採取された血液が、破滅された人類を救う鍵になっているらしいのだが(←大体あってるよねえ?)。
観終わった直後の感想ですが、前作で登場したロボット型の怪獣は、一体何の為に存在していたのだろうか?って事。何だかちょっと悲しくなったわ。だってどう考えても意味が無いもの。
まさか今回のゾンビさん達も、最終章では出現する意味が無くなってしまうのだろうか?。
まさかそんな事は無いよね?。どう考えても内容的には必要不可欠な存在だから。
上映終了直後に、後ろに座っていた若いカップルの男の子が言った一言が、この映画を端的に表現しているのかも知れない。
「何か…疲れるな、この映画」
(2015年10月23日/イオンシネマ越谷レイクタウン/スクリーン6)