「下ネタ苦手さんには向かないかも」エール! こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
下ネタ苦手さんには向かないかも
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タイトルにも書いたように
ライトな下ネタがちょいちょい挟まるので、
下ネタが苦手な人にはそれが煩わしかったりで
あまり気に入らないかもしれない。
たぶんフランスでは両親のセックスとか
性関係のことは日常から隠さなきゃいかんって感覚ではなく
自然な流れで日常に存在してる感覚なのではないでしょうか。
体格がいいので当初は高校生とばかり思って観てたんですが、
初潮や声変わりのことを思うと
あれは中学生なんですね。
となるとまあずいぶんと早熟な。
発表会でデュエットさせる曲も
中学生に歌わせるジャンルのじゃあないような(笑)
多少構成が雑と指摘もされてる方もいます。
整合性を第一とするようなタイプの話じゃないので
そこは目をつむったほうがいいです。
それよりも、ちょっとした日常での生活音が大きいとか、
娘の晴れ舞台なのに家族にだけわからないとか、
または喉の振動で声を感じたいとする親の気持ちなど
そういったキーになる場面のさりげない演出がとても良かった。
いかにもここで泣けよとしつこく出してくるわけではない。
だから号泣はしませんでした。
でも私は後味とても良かったです。
だって障害を邦画で扱ったら、
ものすごく重くて悲しくて辛いのかわいそうでしょ、さあ泣け!て
ものが出てきそうなんですもの。
それを考えたら苦労まで笑い話にくるむエスプリのオサレなこと。
コミカルな作りなので、
フランス映画はちょっと苦手、という方でも
楽しめると思います。
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