劇場公開日 2015年10月31日

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「【”耳が聞こえないのは、個性だ!”この素晴らしき作品があり、「Coda あいのうた」が生まれた。映画の正のサイクルを再認識した作品である。】」エール! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”耳が聞こえないのは、個性だ!”この素晴らしき作品があり、「Coda あいのうた」が生まれた。映画の正のサイクルを再認識した作品である。】

2022年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

ー 映画って、優れた作品ほどリメイク作品が生まれるよね。私は、オリジナル作品と、リメイク作品を比較する積りは毛頭ない。
  それよりも、国境を跨いだリメイク作品が、脚光を浴びる事は素晴らしいと思うんだよね。ー

■フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、両親も弟も耳が聴こえないが、明るい家庭を築いていた。そんななか、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリ行きを勧められて胸を躍らせるが、彼女なしでは生活できない家族に反対され…。

ー ほぼ、「Coda あいのうた」と同じ設定である。
  違いはベリエ一家の稼業が酪農を営んでいる事と、兄弟設定が少し違っている事であろう。
  あとは、ポーラとデュエットするガブリエルとの関係性かな・・。-

・仲良し一家のやりとりに笑い、互いを想う絆は沁みる。
我ながら、ほぼ同じ設定の映画で、ほぼ同じシーンで涙している。
パブロフの犬のようであるが、それはオリジナル&リメイクの脚本及び演者の力であろう。
10cc程、涙が出たよ‥。(男だったら、分かるよね・・。スイマセン・・。)

・「Coda あいのうた」と今作の評点が、少しだけ違うのは、映画館と配信で観た事と、私がフランス語に精通していないため、ミシェル・サルドゥの”愛の叫び”が「Coda あいのうた」で歌われた、ジョニ・ミッチェルの”青春の光と影”の歌詞のように琴線に響かなった事である。
ー つまり、私の責任です。-

<映画って、素敵な作品がキチンとアレンジメントされ、昇華されていくサイクルが素晴しいなあ、と思った作品である。
 オリジナル版には、当然良さがあり、リメイク版にはリメイクならではの素晴らしさがあると思うのである。
 最近観た「ゴールデンスランバー」や、少し前になるが「SUNNY 強い気持ち・強い愛」なども、オリジナルとリメイクを見比べると面白いモノだなあ・・、と思うのであります。
 繰り返しますが、この素晴らしき作品が有って、「Coda あいのうた」が生まれたという事実は、素晴らしき映画の正のサイクルだと思います。>

NOBU
masamiさんのコメント
2022年1月28日

NOBU様コメントありがとうございます。永い間放置しました。
これから少しずつレビューしていきます。

masami