劇場公開日 2015年10月31日

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「気持ちいい明るい涙」エール! CBさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0気持ちいい明るい涙

2017年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

無関心•••4•好/並••3••凄
無••••5涙/無1••••固ゆで
無•2•••社会派/大衆1••••狂信
よかった/勧める
俺の満足度 80点
作品賞ノミネート可能性 80%

よかった。
最後に尽きる。大泣き。気持ちいい明るい涙。こういう瞬間のために映画を観ている。

このエンディングは、そこまでの明るさがあってこそ。障害でなく個性だ、と心から思っている父親によって、どれだけ周囲が幸せであることか。障害者へのエールであることはもちろんだが、これは健常者にもエールだ。教育的という言葉の対極にいて、それでいて遥かなる高みへの啓蒙。監督に敬意。

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2022/7/29追記
「コーダ」と「エール!」 どちらも聾唖者と音楽。
娘が歌うことの道を進むと自分達は不便になる。歌うことの素晴らしさは、聴こえないので全く知ることはできない。体感できない。つまり自分たちには、娘がその道を選ぶことを肯定する要素は一つもない。
だけれど、娘がやりたい道を進むことを(納得し)祝福する。これって、けっこうすごいな。愛ってこんな感じなんだな、と思いました。
俺が「コーダ」に若干冷たいのは、「組合を立ち上げて直接売る。聾唖者の自分たちでやる」という取組みがいかに大変か、主人公なしでそれを続けられるか真剣に悩んでるという両親の不安をさっきまで描いていたのに、決断の後は、エンディングで「でも大丈夫でした」的な映像が流れるだけって、さすがにご都合主義過ぎないかなあ、と感じたためです。
「エール」より「コーダ」では、両親と兄の取組みが大規模化したので、違和感もだいぶ大きくなっちゃったんですね。映画の主題にはコンサート、オーディションの演出含めとても感動しています。あくまで個人の感想です。

CB
kazzさんのコメント
2022年3月7日

CBさん、コメントありがとうございます。
母と娘の絆と確執、一家のリーダーとしての父親の振る舞いを描いていて、素晴らしい家族映画だったと思います。

kazz