「ゆけー、ゆけー。」探検隊の栄光 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆけー、ゆけー。
あの「水スペ」世代だけに、たまらなく懐かしい作品。
探検隊っていったらもう、今は亡き「川口浩」だろう。
テーマソングもあった。もちろん今でも歌える(爆)
子供時代、TVかぶりつきで見たあのくだらなさを
味わいたくて一週間で終わりそうだから観に行った。
今の若者世代にはくだらなすぎて(裏もミエミエで)
寒いだけの作品なのだろうが、私はゲラゲラ笑った。
あーそうだよな、ああやってバカが熱中して撮って
演っていたからあの衝撃が味わえたんだ。子供らは
熱狂して次の日の話題はほぼ水スペ、私まで実際に
ピラニアは人を喰うんだと思い込んでいたもんな^^;
蛇に蠍、ワニはもちろん、洞窟入道など楽しすぎて
結局最後まで未確認のままで終わるお約束の展開も
次への興奮を煽る。地元ガイジンのアテレコも爆笑。
ああでも編集しなきゃモトが成り立たないもんねー。
分かりきった展開をその場その場でドーン!バーン!
で進めていくユースケのいい加減さがかなりマッチ、
困り果てる藤原竜也が実際の川口浩と被った。俳優
として参加してるんだから、そりゃ演技にも拘りたい
だろうな。しかし撮影方法には疑問を呈しながらも、
番組作りってのはこういうもんだよと楽しそうに語る
彼の顔には誇りが漲る。いい年こいたオッサン達が
バカみたいにはしゃいで作っていられた時代なのか。
今まるで覇気のないつまらない番組ばかり横行して
一部人気ゲーノージンに頼るしかなくなった各局の
バラエティや、視聴者提出型の動画番組を見る度に
寂しくなってくる。もっと面白いの作ってやるぞと
意気込むバカが熱中できるTV番組がまた見たいな。
(三つ首のヤーガか^^;タイトルの字体も再現してたね)