「罪は過去から現在へ」探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海 未佐緒00さんの映画レビュー(感想・評価)
罪は過去から現在へ
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小説のミタライのイメージが強すぎたせいもありますが、それを引いても、展開がはやくて目が離せませんでした。
関連性のないと思われた事件が全て繋がったとき、犯人と犯罪、それを犯した理由がわかりました。
若い女が自分の将来、家族を守る為についた嘘と行動。
過去に失った者、その哀しみが消すことができず大人になった男。
それに翻弄される人。
過去に犯した罪を覚えているかと言ったところで、加害者が聞きたい答えは返ってこない気がします。
多分、それがわかっているからこそ、犯罪が起きた、いや、復讐は行われたのだと思います。
謎解きよりも人の哀しみと業が深い話でした。
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