「胸が切なさでいっぱいに。」赤い玉、 taさんの映画レビュー(感想・評価)
胸が切なさでいっぱいに。
エンドロールが流れる頃には涙が流れていた。なんでだかわからないのだけど。
自分も老いを意識し始めてきたからだろうか。老いるということは、男として、女として生きる上で、色んなことが奪われていくのだな。気持ちとは裏腹に。
老いほど切ないものはないなあと、思った。
奥田瑛二さんは老いても素敵だけど、性の問題は容赦なくて…悲しくなってしまうね。それとは、逆でこの世界の景色は美しくて、奥さんが追いかけてくる駅のホームのシーンなどは本当に印象的。
製作会社の若造が、原稿をゴミ箱に捨てちゃうとことか、リアリティーが切なすぎた。
人間の臭いところをとことん見せつけられたような感じ。
ただ性描写が多く過激という評判でしたが、映画としてとても面白かった。
とてもいい映画たと思う。
女性一人でも大丈夫。じっくりとひたってみてください。
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