「過去を変えたら・・・」orange オレンジ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
過去を変えたら・・・
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始業式のとき母親が死んで2週間学校を休んでいた翔。球技大会とか弁当とか、日常的なことが当たる予言。しかし、なぜか手紙を一気読みしなかったため、菜穂さえも「後悔しないで」という忠告が結局は後悔につながる。10年後の映像も映し出される。菜穂は須和(竜星)と結婚していて、子どもには翔と名付けていた。
少しずつ手紙の内容とは違ってきていた。なんと須和にも10年後の自分から手紙が着ていたのだ。さらに仲間たちにも協力を要請。翔がトラックの前に飛び出して死んだのはほぼ自殺だと思われたから、皆で未来をなんとか変えようとしてみたのだ。事故のある大晦日に向けて・・・
物理の担任(鶴見辰吾)が授業中にタイムパラドクスの話をする。過去を変えてしまったら未来は全く別のものになるという矛盾。それを解消するのはパラレルワールドだ!と。ストーリーでは、10年後の皆は翔が生き返るとは思っていない。別の世界で生きてくれればいいのだと願ってる点が、他のタイムトラベルものと一線を画す。つまり、高2の始業式から分岐したパラレルワールドのハッピーエンディングがあればいいのだと・・・しかし、10年後の皆はちっとも幸せにならないのだ。だらだらと展開する作品ではあるが、この点だけは面白い。
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