「期待したんだけど…」orange オレンジ マシューさんの映画レビュー(感想・評価)
期待したんだけど…
10年後の自分からの手紙で、自殺する転校生を救うという青春恋愛物語。
あり得ない設定だけど、時空を越えた物語はこれまでも多くの名作があり、好きなジャンル。
しかも舞台は、大好きな松本。
湘南と並び"青春偏差値"の高い地なので期待をしてました。
しかし、観賞後の感想は「うーん」という感じ。終始、土屋太鳳さん演じる菜穂に言動にイライラしっぱなし。
「本当に好きなの?本当に救う気はあるの?」
翔が自殺を思い止まったシーンの脚本・演出も安っぽい。
ラストも翔のいない未来①ではなくて、翔のいる未来②で終わって欲しかった。(何なら翔と菜穂との間に赤ちゃんが生まれた設定で)
「仲間との友情が翔を救った」というのもいいんだけど、未来からの手紙をもらった引っ込み思案の菜穂が、翔を救うために奔走し、人間として成長するという話なら、もっと感情移入できたかもしれない。
(原作未読なので勝手なことを言いますが…)
青春映画の名作になり得る雰囲気はあっただけに残念。
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