「いのちを繋ぐもの」orange オレンジ りなさんの映画レビュー(感想・評価)
いのちを繋ぐもの
翔役。一見、仲間に恵まれ、恋をし、青春を楽しんでいるように見えて、心に救われない陰を隠し持っている青年を山崎賢人君は、見事に演じていました。
この映画は、表向きは青春友情群像映画ですが、実は命を描いた作品だと思います。
人は時に、死の魔の手に絡めとられて、どうしようもなくなる時があります。それを救えるのは、神でも仏でもなく人との絆、温かさです。リレーのシーンは、「命を繋ぐリレー」でした。
誰しも生きていく中で、後悔をいくつもします。その後悔を少しでも小さくするために、自分に正直に生きること。大切な人の手を離さないこと。
もし10年後の自分が今の自分に伝えるとしたら、同じことを言うような気がします。
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