二重生活のレビュー・感想・評価
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我を忘れて尾行にのめり込む、近過ぎるそのスレスレの距離感に、見てい...
我を忘れて尾行にのめり込む、近過ぎるそのスレスレの距離感に、見ていられない程ドキドキしてしまった。
しかし、尾行で生々しい他人の事情を目の前で確認したところで、所詮は他人。インターネットで情報を得る行為と大差ないんじゃないだろうか?
自分の事を深く理解出来ない人に、他人の何がわかるんだろう。
気持ちは向こう側の他人に向いていても、そこにあるのは情報だけ。まずは目の前にある、1番近しい人との関係を構築すべきだと思った。
人のことなんて全て分からない
見つからないように尾行するというのが、異様にハラハラドキドキでした。
尾行が人を理解する手法というのは納得。
まわりの人がどうやって日々を過ごしてるなんて、本当にわからないし、私が対面してる相手はほんの一面にし過ぎない。例え家族ですら、見ているのはほんの一部だ。
時間を無駄にしたゴミ映画
変わった設定から始まる物語なので後からわかるだろうと期待して見ているとそこに関してはスルーなので本当にぱっとしない映画。ストーリー性に欠けるから途中笑っちゃった。物語の3分の2くらいはずっと尾行してるだけ、恋人の拓也との普通すぎるシーンの必要性も理解できない。後半に何かあるのかと思いきや、今度はまた違う設定で最後の最後までなにが伝えたかったのかわからない。それなりの役者使ってるから味出てますみたいな感じだけど内容的にはつまらないクソ映画。時間無駄にした。
内容の濃い作品
視聴者として麦ちゃんを見ていると、自分が麦ちゃんを尾行しているような気になります。自分自身幼少期に母親を亡くしているので、主人公の感覚が良く理解できました。兄が長谷川氏のように人間味あふれる人生を送っているのを私は傍観していたので、やけに既視感がありました。空っぽの感覚、核心ついてます。みんな完璧に、幸せに見えてもいろいろな部分があるんだな。それで足りない部分を何とか誰かと補い合いながら生きてるのかな。
人間の本質をシンプルに問う、内容の濃い作品だと思います。麦ちゃんの演技すごい。
人の表裏を見せる物語。
書きかけ。
と言うより見終わってから一週間経ってしまったのでうろ覚えの部分もあり、自分が受けた感情を思い出しながら書く部分もあり。このレビューは見た感想の覚書と言う意味合いが強いので、薄れてしまったそれを今書くことに少し抵抗がある。
人は誰でも秘密を持っている。複数の二重生活が織り成す人間模様。それぞれの生活が丁寧に描かれることによって見えてくるものがある。それは嘘だ。
もう一度見たい作品。ただ少し重い話なので気が滅入る。
人の表裏を分かりやすく描くことで「人間」というものの存在を問いかける作りになっている。
面白い
二重生活
★★★★☆ 3.8
今まで何となく生きて、何となく勉強をして、何となく生活してきたという珠。彼女の大きな不安の要因であった、自分が満たされていない感覚。尾行をすることによって少しずつ満たされていったという。
しかしこれは石垣によって、一蹴される。
「お前の物語はありふれている、少しも面白くない。満たされてある人間などいるものか、人間が何のために生きるのか、そんなのお前に分かるわけない。」
学生のうちに見れてよかった。
私も貴方も二重生活
尾行。
終始、なんだか妙などきどき感。
危険な事をしてみたい…という誰しも人間ならもっているであろうそういう気持ちをくすぐられた感に追われずっと観ていた。
秘密って…
人間は自分の逃げ道、癒しとして必ず持って生きていくものなのかもしれないと思った。
表向きの自分、本当の自分
他人に自分を知ってもらいたい欲と同時に、
自分って実はこんな部分があるんよ…
という、スリル感
人間という生き物が、そういう二面性を持たずには生きられないのかも…と思わせられるような。
石坂の不倫、珠の尾行、教授の妻代行(教授に関しては、秘密にしていたかは分からないが…)
それぞれ表向きではない自分の生活に快感を覚えていたように思える。
人間は、少なくとも自分は、
自分ではない、誰かの手を借りずに自分を構成していけるなんてことはあり得ない。
本を読んだり、映画を見たり、誰かとコミュニケーションをとったり…
そこから様々な影響を受け、咀嚼し、自分のものにしていく。
珠にとって、そういう自分と向き合うための手段が、尾行だったのかもしれない。
いくらそういうそういう”手段”を、分かろうとしたって、”人間”を知ろうとしたって、奥の底まで分かるなんて不可能なんだよって。そう言ったらそれまでなんだけど。
それでもやっぱり、
自分をなんとか知って、それでいて相手を観察し、繊細に自分の足で歩く卓也。周囲の取り巻き(珠からの影響)には揺るがず自分の目標に邁進出来ていた卓也は強いし優しさがあるし、ああやって見ていてくれる人は必ず居ることを忘れないようにしたいと思った。
人はみんな、二重生活をしているのかも?
尾行生活、妙なドキドキ感を味わえました
発想はなかなか面白い映画でした。
修士論文を書く為に、哲学的尾行を行う・・・って、それはにわかには信じられませんよね、尾行される側からしたら。
尾行は警察か探偵か変態が行う以外想像がつかなかったので、発想はホント面白い映画だったなと思いました。
まあ自分の足で尾行したいと思ったことは無いですが、でも他人の生活を覗いてみたいと言う欲求は、大なり小なりきっと誰しもがあることだと思うので、とりあえずとても興味深い内容ではあったかと思いましたね、そして妙にドキドキもさせられました、とにかく門脇麦が演じた主人公・珠の尾行が思いっ切り素人丸出しのド下手な尾行だったので・・・。
でも、だからこそ妙なドキドキ感を味わえたのも間違いない事実、まるで自分が尾行しているかのようにドキドキさせられるこの演出、ある意味ノセられてしまいましたよ、確かに素人が初めて行う尾行ですから、上手くなくて当然、そしてその先にあった他人の生活が、秘密が、表の顔とは全く違っていたりして、何かこう・・・いけないものを見てしまった罪悪感のようなものまで味合わされてしまいました。
主人公目線で視点が推移するカメラワークもまた見事でした、おかげで本当に尾行しているかのような気持ちにさせられましたから、そしてやっぱり尾行なんてしないほうがいい、他人の生活なんて覗いたって何の得にもならないと言うことを、改めて思い知らされた映画でもありました。
尾行した側と、尾行された側の言い分の違いも、またちょっと面白かったです。
長谷川博己が演じた石坂の言い分がまさしく言い得て妙、逆に珠の方は・・・その辺で不快感を持った方もきっと少なくないでしょう、哲学って一体何なんだろうなぁ、いろいろと講釈語っていたけど、全然耳に入ってこなかったです(苦笑)
そんなへんちくりんな大学院生を演じた門脇麦の演技がホント秀逸でした、表情でモノを語ってしまう演技に思いっ切り惹き込まれてしまいましたよ、そして体具合も含めて妙にエロい、ただ美人なだけの女優と違っていろいろと武器を持っている女優さんですよね、長谷川博巳も相変わらずエロい、キレっぷりも目が冷たいので余計に怖かったなぁ・・・。
教授役のリリー・フランキーもいつもながらに味のある演技でした、ただ教授に纏わる部分が私の理解力不足もあってもう一つ掴めないところがあったので、ちょっとそこは残念でした、掴めない感じがリリーさんらしいとも言えますけどね。
珠の恋人役・菅田将暉は地味な役どころでしたが、こんな引いた役どころも何気に上手いね、でもまあ珠は間違いなく悪いけど、見ていて卓也にも特別共感するところまではいかない、何とも空虚感漂うカップルだったなぁ。
まあ何にしてもハッピーな気分を味わえる映画では無かったですが、何かと興味深い内容の映画ではありました、手放しで称賛まではできませんが、ついつい見入ってしまう映画ではあったかと。
修士論文の研究テーマとして近所に住む一見幸せそうな家庭の旦那を対象...
修士論文の研究テーマとして近所に住む一見幸せそうな家庭の旦那を対象として尾行・観察していくうちに対象の秘密を知り、尾行を続けるうちに対象だけでなく周囲の人間関係のバランスも少しずつ乱れていくという内容。
私には最後のお利口な論文の括りが理解できなかったためにどうしても珠に寄り添った感想が湧かなかったです。
珠の抱える空虚な感覚は分かりますが、珠や教授のインテリにありがちな上から目線の研究と題して他人の生活を覗き見る傲慢さが個人的に気に入りませんでした。尾行対象である石坂の生活が崩れ、やがて再生していく中で、上から観察していた珠が得られたのは優れた論文だけだったというのが滑稽に感じました。
石坂が放った
「この世界に満たされている人間なんていなんだよ。人間が何のために生きてるかだって?そんなことお前に分かるわけないだろう」
いくら理屈をこねようともこれに尽きる気がします。
わからないよの一言に泣けた
菅田将暉さん出演なので見ることにした。
門脇麦さんも好きな女優さんである。
冒頭から艶めかしいシーンがありドキッとしたが
リリーフランキーさんに長谷川博己さんと
フェロモンセクシー親父は芝居かと思うぐらい
上手すぎる。そんな中で若い二人は初々しく
輝きを放ち若い青春のもがきを演じ見せてくれただけで大満足。必見ムービーに数えても良い作品だ。
ゆぅはかなり胸に響くものを感じていたけど、私はもっと上っ面な所で引...
ゆぅはかなり胸に響くものを感じていたけど、私はもっと上っ面な所で引っかかったりしていて、フツーな感想。
大家が烏丸せつこだった…。
原作が気になる映画
哲学の卒論のために理由の無い尾行をする話。
尾行してるだけなのに引きずり込まれていく
のが面白かった。
理由の無い尾行って犯罪になるのかな。
リリーフランキーってなんであんなにいい味
出すんだろう。
哲学のお話
原作気になる
最後ホラーかと思っちゃった
知らなくていいことを知れ
知らないことが多い方が人は幸せになれる。と言うことを今の時代に提唱しているかのような作品だった。
今の時代は、フェイスブックだったりインスタグラムで他人の生活を簡単に知りすぎてしまったりすることがよくある。自分も経験したことがあるが、誰かの生活を必要以上知ってしまうとその人が夢の中の住人のような気がして会いにくくなることがあった。
生き方として何が正しいと言うことは言えないと思うが、誰かと繋がる為には自分を見つめる事から始めるのが大切なのかなと、珠に尾行を勧めた教授をみていて感じた。
菅田将暉がもったいない
原作を読んでから再鑑賞。映画は原作を大きく脚色して尾行に重点が置かれており、同棲相手の卓にはほとんど触れられておらず、今となっては飛ぶ鳥を落とす勢いの菅田将暉を端役扱いにしたのがもったいない気がする。その代わり篠原教授の方のもう一つの物語を創作しているが、意外な展開ではあったが、そのおかげで話がややバッドエンドに終わってしまい、終わり方はどうだかなという印象になってしまった、門脇麦を使ったからにはどうしてもエロ路線に持って行きたかったのかな?
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