「誰でも持ってる欲求じゃないかな」二重生活 桜子さんの映画レビュー(感想・評価)
誰でも持ってる欲求じゃないかな
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大学院生が修論のために尾行する、という冒頭から
正直興味をそそられた。
日常って飽きるじゃないですか。
何か刺激が欲しくなるときだってある。
研究のためとはいえ、尾行は盗撮と同じくらいスリル満点な行為、、
たまたま尾行対象にした既婚男性が、
住んでるアパートの向かいに住んでいるってのが
リアリティに欠けたし、
主人公、そんなに近づいて尾行下手くそか!って思う場面はなんどもあったけど笑
尾行を通して他人の心を覗き見しているような、
他人の人生を疑似体験してるような、
不思議な感覚はこの作品から少し感じ取れた。
なにが二重生活か?
それは自分という人間としての生活と、
尾行対象者の生活の2つを同時進行させている事を表している。
主人公はまだ若い大学院生。
生きる事の意味をもがきながら摑み取ろうとしている
人間臭いところが、すごく共感できた。
女の子だから、尚更。
久しぶりにいい意味で後味が微妙な作品と出会えました。
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