「面白かったというよりは興味深い映画だったというべきだろう。 物語に...」二重生活 テツさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったというよりは興味深い映画だったというべきだろう。 物語に...
面白かったというよりは興味深い映画だったというべきだろう。
物語に劇的な何かがあるわけでも、強烈なキャラクターがいるわけでもない。静かに進むのだが引き込まれてしまう。
論文のためとはいえ、そこまでのめり込むだろうかとかは理解しきれなかったが、尾行がばれるかばれないかハラハラしながら見守った。
中身を全て明らかにするわけではなく、想像に任せるあたりもほどよく楽しんだ。
この物語の大きな部分は「秘密」だろうか
彼女は尾行で他人の「秘密」を垣間見る。そしてその「秘密」を見て、彼女は満たされるかもしれない何かを感じ、尾行という秘密は彼女の彼氏との別れを生み出す。対象には秘密があり、それは崩壊にも繋がる。彼氏も彼女の秘密を知り、今までの関係は崩壊する。教授にも秘密があり、それは彼の母には最後まで秘密であったが、秘密を知らない母は安らかに息を引き取る。
物語にいくつもの「秘密」があり、それは人を生かすこともあるし、殺すこともあるということなのだろうか?〔自分の理解力のなさはどうしたらいいのだろう。とても面白かったとは思うが、全てを理解しきれなかった気がしてならない〕
結局のところ、彼女はこの論文でより良い方向へ進めたのだろうか?正直分からない〔ここもご想像にお任せということか?〕
哲学的な話があるので、そこまで広げると考察が増えてしまうので省略〔理解しきれてないし、理解出来ないものかもしれない〕
生きる上での〔なぜ?〕ということはほとんど片付くことはないなといえるかもしれない
そろそろ収拾がつかなくなりそうだ…
演技はとても上手い方々なので素晴らしかった。
門脇麦はやはりいい女優さんだ。
見ていてなにも違和感がないのに、とても魅力的だと思う。
菅田将暉やリリー・フランキーなどもとても上手いと思った。〔長谷川さんは若干、東が見えてしまった…w〕
とりあえず、派手な展開もなく、淡々と静かに進むストーリーだが、引き込まれるいい映画だったと言える。
見た後、意見を交わしたい映画だ。
パンフレットや他の人のレビューも参考にしたい↓
まあ、確かにエロかったw
そこも良かったよ、そりゃあさw
確かにカメラワークとか音楽も良かった
浅はかと見れば確かにそうも思える
「満たされない」をこじらせた形とも言える。
だが、それを言ったら面白味にかけるし見ている最中はそれを個人的には感じなかったので良しとしようではないかとも思った。