「とにかくミア・ワシコウスカ!」奇跡の2000マイル フットさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかくミア・ワシコウスカ!
ロビン・デビッドソンのベストセラーは未読だから、どうこう言えないが、たぶん書に忠実な活劇。ハリウッド産なら、もっとドラマティックに脚色されただろうが、同舞台同様豪州の空気を感じる。非常にシンプルで粗い。でも二時間ダレない不思議な魅力がある。
そして、1にも2にもミア・ワシコウスカの映画です。
ほんと彼女はいい。アリスで国際俳優になったが、元々はポーランド系豪州俳優。賞向きの役にとらわれないから、まだ大ブレイクはないけど、何だろ時折魅せる表情演技が堪らなく巧い。この映画でもスチールで止めたくなる目線・喜び・悲哀・希望を彷彿させるシーンがいっぱいある。最後に映されるロビン本人のスチールが瓜二つなのに凄い感銘した。ミーハー俳優にならず、この路線を貫いてほしい。賞賛する人はちゃんと解ってますから。
公開されただけ良しも、こういうシネマスコープを大劇場(TOHOTCXとか)で観れるのは奇跡なんだろうな・・。超何年ぶりにスバル座へ行ったが、いい感じで生き伸びていた。頑張れ!!
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