「孤独な未来。」山河ノスタルジア ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独な未来。
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タイトル通り、非常にノスタルジックな気分にさせられる一本。
若い頃の選択は若気の至りという言葉がピッタリの勢い任せで
あることを描く´99年、豊かさですっかり近代化された´14年、
そして未来の´25年。「Go West」が懐かしいと思うと同時に
あぁ色々あったなと己の過去まで反芻してしまう。主人公タオ
がやたら友近に見え、結婚相手の実業家が大泉洋に見えて仕方
なかった自分にはなんだか入り込めない気がする一本だったが、
テーマは母と息子の人生を絡める後半で加速する。母親ほどの
年齢の女性教師に惚れる息子と、独り雪の舞う故郷で踊る母親。
離れていても絆は見える、しかし驚くほど孤独で寂しい未来像。
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