スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方のレビュー・感想・評価
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スケルトン・ツインズ
2014年のサンダンス映画祭で脚本賞を受賞した、クレイグ・ジョンソン監督、マーク・ヘイマン脚本の作品です。
今作はいわゆるコメディ映画。と言っても、ただ単に面白いだけと言ったようなマルチカメラのテレビシリーズのようなものではなく、コメディ要素でテンポを構成しながら、ドラマのストーリーを展開していくという展開でした。
コメディ映画というのは、どうしても日本人のテンポに合わないというのが悩みどころなところありませんか?さらに、日本語字幕となると数秒笑いのリズムがずれるので、あまり日本映画市場では大成功しませんね。
今作で驚いたのは、いわゆるアメリカコメディのテンポではなく、この作品特有のテンポで話が展開して言ったというところです。そのテンポというのは、言葉で表現するのは難しいですが、普通のコメディのテンポよりも遅く、ちょっと変人気質なキャラクターの異質な感じを、「おっと、、」っという感じでリズムを崩し表現しているところが、今作品のリズムでした。
ちょっと、自分の失敗だなーっと思ってしまったんですが、「どうせ、アメリカのコメディでしょ?」という気持ちで見始めてしまったので、この独特のリズムを「失敗作じゃん」と最初の20分思ってしまいました。
開始30分ぐらいで、そのテンポに、「ちょっとまてよ、これがこの映画の良さか?」って思い始めたのは、メインキャラクターのマイロが変人気質な感じを出し始め、キャラクターを築きあげながら、ストーリーを前に進め、映画のリズムを作っていくというのは、とても極上な感じがしました。
脚本が素晴らしいというのは、その部分だったのでしょう。完全に観客を、「おい、ついてこいよ!」という強気なスピードがいいくせになります。
編集の部分で、すこしストーリーを感じなかったのが残念ですね。楽曲のチョイスは良かったですが、ピクチャーエディットという部分でもっと惹きつける感覚が欲しかったですね。
久々に思った。邦題くそやん。
ウツなウツなコメディ
ビル・ヘイダー、クリステン・ウィグ、ルーク・ウィルソン。どんなコメディかと観てみれば…。
まあ、ウツなウツなコメディでした。
たいへん良い作品でした。たぶん、これから何度も観ると思います。
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