劇場公開日 2015年8月1日

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「友を赦せるか」コンフェッション 友の告白 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5友を赦せるか

2020年6月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

少年時代から悪友のインチョル、ヒョンテ、ミンス。
少年時代の雪山遭難を機に、絆はより一層固く。
大人になっても変わらず、唯一家庭持ちのヒョンテとも家族ぐるみの付き合い。
が、ある日…

賭博場を経営するヒョンテの母の店が放火に遭い、母自身も殺される。
進展しない捜査に苛立ち、自らの手で犯人を捕まえる事を誓うヒョンテ。
親友2人にも協力を乞う。
戸惑うインチョルとミンス。何故なら…

犯人はこの2人。火災保険のセールスマンのインチョルは、ヒョンテ母の店が多額の借金を抱えている事を知り、結託して保険金目当ての強盗事件を偽装する。
しかし、こんな悪どい事を神様が見逃す筈が無い。あるトラブルから本当の事件へ…。

インチョルも良かれと思ってやった事。
ヒョンテ母は店の借金のみならず、病床の夫が居る。
ヒョンテと母は疎遠状態。
ここに、母子を仲直りさせる何かきっかけ=お金さえあれば…。
インチョル自身もおこぼれが貰えるかもしれない。
一石二鳥…いや、一石三鳥。
上手くいく。
その浅はかな考えがいけなかった。

警察からマークされる。
罪悪感に耐え切れず、二人に比べ冴えず小心者のミンスは…。
そして、遂にヒョンテが真相を知る時が…。

他に方法は無かったのだろうか。
少年時代からの固かった友情が、歯車が狂い、崩壊し、憎悪へ…。
全てが最悪な方向へ堕ちていく。
失ったものはもう二度と取り戻せない。

韓国映画らしい哀しい男たちのドラマ。
話は悪くないのだが、顔と名前を覚えるのになかなか一苦労し、やっと話に入り込めたと思ったら中盤過ぎてた…。

近大