コンフェッション 友の告白

劇場公開日:

コンフェッション 友の告白

解説

少年時代から固い絆で結ばれた3人の男たちの友情がある事件をきっかけに憎悪へと転じていく犯罪ドラマ。性格も生き方も異なるインチョル、ヒョンテ、ミンスの3人は、少年時代から大人になった現在も兄弟のように固い友情で結ばれていた。火災保険のセールスでヒョンテの母親が社長を務めるゲーム賭博店を訪れたインチョルは、店が経営難により多額の借金を抱えていることを知る。そんな矢先、その店に売上金目的の放火強盗事件が発生、ヒョンテの家族は命を落とす。失意のヒョンテは、進展しない捜査に警察さえも疑い、独自に事件を調べ始める。インチョルとミンスも事件の真相追及に手を貸すが、事件の核心へと迫る中で、3人の間に疑念が生じ、友情はやがて憎悪へと変わっていく。テレビドラマを中心に活躍するチソン、チュ・ジフン、イ・グァンスが3人の男たちを演じる。

2014年製作/114分/韓国
原題または英題:Confession
配給:ツイン
劇場公開日:2015年8月1日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0友情の裏側

2024年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

 3人の俳優それぞれがいい演技だったけど、中でもインチョル役のチュ・ジフンが最も良かったかな。中学卒業式直後の雪山での事件から3人の性格が如実に違いを見せていたけど、救助隊を引き連れて山小屋へと戻るところから正義感と友達思いはピカイチだったのだろう。ところがどっこい、大人になると保険のセールスで稼いでいるものの保険金詐欺師ぶりがコミカルに演じられた。憎みきれないロクデナシ?

 唯一家族持ちなのが消防士ヒョンテ。聾唖の妻ミランと娘ユリがいるけど、母親からは疎遠となっていた。この家族の元に仲間が集まるのだが、母親とはインチョルがこっそり会っていた。ゲームセンターを経営しながらも借金まみれの社長であり夫は病気で寝たきり生活。そこへインチョルが火災保険の詐欺を持ちかけ、彼とミンスが放火魔を実行するのだが、誤って母親を死なせてしまう・・・といったストーリー。単純な展開ではあるが、ヒョンテに罪を隠しながらも保険金が降りないことで破滅への道へと向かう。

 「友の告白」というサブタイトルが気になってましたが、インチョルとミンスが犯罪を告白するものだと思っていたら、意外にもヒョンテの告白で終わったかのような。ヒョンテにすれば2人の犯罪をどこまで理解してたのだろうか・・・感慨深い表情だった。難を言えば、ミランとユリの出番が少なく、存在感が無かったところだろうか。

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kossy

3.53人の演技に満足満足!!

2022年12月14日
Androidアプリから投稿

チソン、イ・グァンス、チュ・ジフンの3人が同級生を演じる。実年齢が少しずつ違う3人だけど、そこはさすがチソン。若い〜笑

中学の卒業式の日にある事故を経験した三人。月日は流れて、ヒョンテ(チソン)は消防士となり妻と娘と暮らし、インチョル(チュ・ジフン)は保険会社の営業マン、ミンス(イ・グァンス)は酒屋となっていた。

そんな三人がある事件をきっかけに、3人の歯車が狂い始める。

複雑な内容ではないが、シンプルで退屈でないのは、テンポが良いからだと思った。

三人三様に役者としても素晴らしい三人。チュ・ジフンはドラマ”宮"から比べたら、なんと素晴らしい役者になったことか!!他の二人に比べればまだまだだとは感じたけれど、成長を感じて、他の作品ももっと見なければと思った。
チソンは静かに怒りと悲しみを本作では表しており、イ・グァンスの優しさと悲しみの表情に胸が締め付けられた。

韓国映画は、やはり演技力が何よりもの魅力だと感じているので、この作品も大満足であった。

子供の頃からの三人が最後に悲しい結末を迎えてしまうことはなんとも残念だったが、こうなるだろうなという結果ではあったので驚きはなし。ただ、ヒョンテはどこまで気がついていたのか、知っていたのか、、、それは客それぞれに委ねられたようなラストだった。

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M hobby

4.0誰が…

2022年2月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

悲しい結末
主演はジフンかな 見事な演技で最後は悲しかった
グァンスもよかった 誘われて断れない気の弱さ(優しい顔だからいつも気の弱い役だね)
いい役所のチソン 涙を流すところはカッコよかった やっぱり主役かな最後の演技は
なんとも…誰がいけなかったのか
人を殺してないと思うけど… 後味が悪かった

友の告白…
疑いの芽があった。卒業式の後雪山で遭難した時 疑念の思いがずっと頭の中にあった(相手はそんなこと思ってないのに)
親しいだけにリセットができない
友情はあっけなく壊れる 悲しい ね
最後にチソンが流した涙は… 自責の念
それとも友を失った哀しみ
チソンの顔が暗く切り替わっていく様子が心の中を
表しているように見えた(怖い終り方)
まあ。三人が観られてよかったです

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しろくろぱんだ

2.5友を赦せるか

2020年6月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

少年時代から悪友のインチョル、ヒョンテ、ミンス。
少年時代の雪山遭難を機に、絆はより一層固く。
大人になっても変わらず、唯一家庭持ちのヒョンテとも家族ぐるみの付き合い。
が、ある日…

賭博場を経営するヒョンテの母の店が放火に遭い、母自身も殺される。
進展しない捜査に苛立ち、自らの手で犯人を捕まえる事を誓うヒョンテ。
親友2人にも協力を乞う。
戸惑うインチョルとミンス。何故なら…

犯人はこの2人。火災保険のセールスマンのインチョルは、ヒョンテ母の店が多額の借金を抱えている事を知り、結託して保険金目当ての強盗事件を偽装する。
しかし、こんな悪どい事を神様が見逃す筈が無い。あるトラブルから本当の事件へ…。

インチョルも良かれと思ってやった事。
ヒョンテ母は店の借金のみならず、病床の夫が居る。
ヒョンテと母は疎遠状態。
ここに、母子を仲直りさせる何かきっかけ=お金さえあれば…。
インチョル自身もおこぼれが貰えるかもしれない。
一石二鳥…いや、一石三鳥。
上手くいく。
その浅はかな考えがいけなかった。

警察からマークされる。
罪悪感に耐え切れず、二人に比べ冴えず小心者のミンスは…。
そして、遂にヒョンテが真相を知る時が…。

他に方法は無かったのだろうか。
少年時代からの固かった友情が、歯車が狂い、崩壊し、憎悪へ…。
全てが最悪な方向へ堕ちていく。
失ったものはもう二度と取り戻せない。

韓国映画らしい哀しい男たちのドラマ。
話は悪くないのだが、顔と名前を覚えるのになかなか一苦労し、やっと話に入り込めたと思ったら中盤過ぎてた…。

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近大