「本物のボケと突っ込みのやり取りは草不可避」徘徊 ママリン87歳の夏 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)
本物のボケと突っ込みのやり取りは草不可避
2015/10/15、シネマジャック&ベティで鑑賞。
冒頭の、アサヨさんが自宅を刑務所と勘違いして、何度あっこちゃん(娘)が訂正しても、しばらくするとまた同じことを繰り返えすやり取りは笑わずにはいられません。なにせボケが本物の漫才のようなものでベタベタのボケでも本気で言ってるし、演技でやってる漫才とは比べられないほどおかしい。生きてるペットの猫はなぜかほとんど無視なのに、特定のぬいぐるみは生きていると認識していて、挨拶したりする。
傍から見ている分には滑稽でおかしいのだけど、最初の頃はずいぶん悩まされて現在の境地に達するまでいろいろ葛藤があったそうです。生活のほとんどを破壊されますからね。こんな風に明るく介護できるのもあっこさんの適性とかもあるんでしょうね。
アサヨさんのおかしな行動を見ていると、人間の脳ってどういう風に働いているんだろうな?なんてことも考えさせられました。
介護のドキュメンタリーというと重苦しい感じがしますが、そんなことは全然なく、とてもいいドキュメンタリーでした。
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