「興が乗れなかった」ザ・ガンマン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
興が乗れなかった
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民間軍事会社の傭兵がコンゴで起こした大臣暗殺事件、インターポールの捜査が迫ったので黒幕は証拠隠滅に傭兵の抹殺を企てるという傭兵と黒幕の内輪もめ。これだけならよくあるクライムアクションものなのだが、主役が56才の爺さんだし、頭の病を抱えている設定だからアクションシーンも痛々しい。ハード路線かと思ったら殺し屋と女医さんのラブロマンスを絡めるから気が緩む、もっとも本作はアランドロンとカトリーヌドヌーブで映画化された「最後の標的(1982)」のリメイクだからロマンスの方がメインなのかも、失礼ながら絶世の美男美女には程遠いので本作では雑味に思えます。銃撃戦にロマンスにさらに発展途上国の地下資源独占に暗躍する悪徳、多国籍企業の実態を警告する社会派メッセージも込めて正統派の趣も添えていますが欲張りすぎ。
ファンの方々には相済みませんがショーン・ペンは演技派であることは認めますが爺さんになって華がないのでアクションもロマンスも興醒めでした。
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