ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ラストはハッピーエンドでなきゃ
自分の夢が何度も失敗しながら、最後には夢が叶う。
二人の中も一度離れても、最後は一緒にいる。
それがミュージカル!
夢は叶ったけれど、二人の中はなんで?
ミュージカルって、ハッピーエンドで終わり、幸せな気分で映画館を後にするって決まっているんじゃないの?
ラストはあまりに切なく、ちょっと寂しい気分で映画館を後にしました。
現実ではない世界ララランド
観た人は二度泣く。クラクションが鳴り響くシーンとラスト10分に。
というのは100%私の話なのだが、素晴らしい映画でした。
人生には夢と現実があって、夢だけでは食べていけないし、現実だけでは辛すぎる。誰もが折り合いをつけて人生を生きているわけだが、流行りの「タラレバ」を挟みつつ描かれる男女のサクセスストーリー。
だけど切ない。
描かれるタラレバを目にし、これが現実なら・・・と思わずにはいられない。
現実とは違うタラレバの世界、それがララ・ランドだ。なんつって。
それにしても長回しのシーンの多いこと。
すごい。
そしてサントラがほしくなる。
難しいこと言わずに楽しめば
冒頭のシーンでいきなりグッと来て本気度高いとわかる。主演の二人のダンスからも(ゴズリングのピアノ演奏も!)
物語はシンプルで昔からよくある話。(というか「シェルブールの雨傘」を下敷きにしてるかな)
ただミュージカルシーンがチト少ない。もっと見たかった。中盤~終盤のドラマはもう少しテンポよくできたのでは。ラストの展開は賛否はあるかもしれないが自分は好き。ビターテイスト。
エマ・ストーンは絶世の美女って訳じゃないけど実に魅力的。彼女の魅力で成り立ってた部分は大きかったと思います。
ミュージカルの所はワンカット長回しが多かったのかな?演者もカメラも...
ミュージカルの所はワンカット長回しが多かったのかな?演者もカメラも動きまくるので入念な稽古したのが伝わってくる。内容は普通。とにかくエマストーンの美しさが際立つ。
ひとことReview!
アカデミー作品賞は過去に当たり外れあったけど、コレはイイ。
オープニングは圧巻のパフォーマンス。以降は、途中でダルさがあったけど、1カットで長回ししたシーンあり歌ありで楽しめたわ。
ラ・ラ・ラストのオチも、イイ。オスカー受賞のエマも良かったけど、ライアンの演奏も見事。
それにしても授賞式のアレは無いだろ...
美しい映画
音楽も素晴らしければキャラクターの服もきらびやかで、それだけでも見る価値ありです!
ストーリーも夢に向かって頑張る人と立ちふさがる困難を描いており、自分は過去を思わず重ね合わせてしまった部分がありました。
あっという間で、でも今まで観た映画史上1番良かった映画かもしれません…
もう一度映画館で観るかも!
ミュージカル映画苦手な人でも、オススメです(^^)
最後までワクワク
演出玉手箱。
サントラを聴いてアカデミー賞の情報も入れた後の鑑賞だったが素直に面白かった。必要な情報のみのシーンをつなぎ合わせてディテールに物語を秘めたところが素敵。同居してた人も家族も必要以上の情報はなかった。部屋の壁紙として描かれた大きな女性の顔何だったんだろ。歌の最中のカメラワークがぐるぐるしてたのが印象的。エマストーンがかわいいことは言うまでもなく。
ラストシーン、「夢を叶える」エンドと「二人が一緒」エンドを両方見せてくれたことの新しさに感動した。セッション同様に終盤でガツンと何か起きるのだろうと構えていたが見事にやられた。
バンドに参加しライブするシーン、普通に今っぽい曲で観客はノリノリのなかその曲調に驚きを隠せない彼女。あの悲しさには共感した。作る側としては何が正解なんだってかんじ。客側としては流行りに素直に乗れるって得してるんじゃないかみたいな。古いものを愛して新しいものを創るということをやるべきだとも思う。
エマストーンのキスってものまねできそうなぐらい印象的。
--<追記>------------- 鑑賞2週後
評論家さんや周囲の意見を踏まえた考え。
個人的感想としては、冒頭シーンやエンディング、演出の細部などに面白みを感じていた。鑑賞後もう一回最初のとこ観たい!って浮かれてた。が、確かにどこか芯をとらえない感じはあった。
周囲の意見を要約すると、キャラクターが乗り切れない。と。しかし、まぁ、その意見に熱があり世界観に入り込んだのは間違いない。
総合した見解は、良くも悪くも世間を盛り上げている作品である!
作品賞を逃して、監督賞・主演女優賞・主題歌賞・作曲賞・美術賞・撮影賞を受賞したのは納得の結果と考えられる。みんなで観て、意見交換して面白い映画ってことでしょう。
エンターテインメント
IMAXにて鑑賞。
甘くて多少切ないラストエンドが、印象に残りました。
ストーリーのわかり易いミュージカル、男性でもしっかり観れる映画ですね。
鑑賞を終えて数時間経ちますが、まだ余韻に浸ってます。
自分にとって久々のエンターテインメントでした。
夢の詰まった映画らしい映画でした。 キャスティングも音楽も最高です...
夢の詰まった映画らしい映画でした。
キャスティングも音楽も最高です。
昔、カイロの紫のバラという映画を観た時と同じ感動を味わえました。
映画好きなら是非観て下さい。
映画と音楽と夢とエマ・ストーンの、魔法のセッション
祝!本年度アカデミー賞作品賞受賞!
…と、書き出そうと思ってたのに、前代未聞の手違いで作品賞は「ムーンライト」。あんなミスあるんだ…(・・;)
とは言え、監督賞・主演女優賞など計6部門受賞。
今年のオスカーの主役だった事は間違いない。
作品賞には相応しいし、受賞して何の不思議も無い。
それくらい、映画を見る楽しさ、幸せ、喜びに溢れていた。
話題作だから随分持ち上げられてると鼻に付くように感じる方も居るだろうが、見れば納得。
とことん、素敵なのだ。
話題のオープニングには圧倒され、いきなり引き込まれる。
ユニークなのは、雰囲気は昔を感じさせるが、舞台はれっきとした現代。
自分は往年のハリウッド・ミュージカルは結構見ているものの、そんなに詳しいってほどではないが、それでもあの時代のミュージカルを確かに彷彿させるのは分かる。
懐かしさと新しさが見事に融合。
話についてはちと突っ込まれてるようだが、その通り、シンプル、定番、ありきたり。
夢を追いかけ、夢の街で出会った、女優の卵と売れないジャズ・ピアニスト。お互い励まし合い、惹かれ…。
「ズートピア」でも描かれた夢と現実は誰もが共感する設定。
斬新な話には勿論舌を巻くが、映画の話はシンプルでいいのだ。
それをどう魅せる事が出来るか。
本作の場合、映画の総合芸術が素晴らしいまでに盛り上げる。
オープニングの巧みなカメラワーク、ファンタスティックでノスタルジックでロマンチックな映像や美術、カラフルな衣装。
そして何より、音楽。
時に胸踊らせ、時に心に染み入り…。
映画における音楽の存在を改めて再認識した。
スコアでは二人の出会いと思い出のピアノ・ソロ、歌曲はオスカー受賞&ノミネートの2曲は勿論、挙げたらキリが無い。劇場を出ても暫く、頭の中を数々の音楽が奏で続くだろう。
それらをまとめ、オリジナルのミュージカルを作り上げたディミアン・チャゼル。
「セッション」で衝撃を受けたが、32歳の若さでの更なる飛躍もまた衝撃。
若くて、才能あって、栄誉もあって、次いでに奥さんも美人で(確か映画にもちょこっと出てたよね)、憎た…いえいえ、羨ま…あ、そうじゃなくて、次回作が本当に楽しみだ。
猛特訓でマスターし、劇中で見事なピアノを披露するライアン・ゴズリング。
佇まいも眼差しも、同姓から見ても堪らなくセクシーだった。
また、さすがに今回「ファッキンテンポォォォォォッ!!」とは言わないし、出番も僅かだが、“フレッチャー教授”はこれからチャゼル作品の常連になるだろうね。
でも何と言っても、本作最大最高最強一番の見所は…
エマ・ストーン!エマ・ストーン!!エマ・ストーン!!!
何かの評で本作はエマの為の映画と言ってたが、120%同感。
キュートで、セクシーで、繊細で、光輝いてて…エマの魅力が大爆発!超炸裂!
予告編でも流れてる青いドレスのスカートをフリフリさせる仕草だけで、ああ、もう、堪らん…!
3度目の共演となるライアンとの息の合った演技、ダンス、口パクではなく実際に現場で歌ったレベル高く甘い歌唱力…。
一般的にエマは「アメイジング・スパイダーマン」のヒロインで知られているが、自分は「小悪魔はなぜモテる?!」の時にKOされ、「ヘルプ」「バードマン」でも素晴らしい演技で魅せてくれたが、本作は間違いなく現時点でのエマの最高作。オスカーも納得。
エマ・ファンなら、本作は絶対見逃せませんぞ!
明るいオープニングから魅了させるが、本作はいつまでも夢を見せてくれる訳じゃない。
それぞれ違う夢を追いかけると言う事は、必ず意見の相違が出る。
挫折。自分は夢を追いかけてたんじゃない、ただ夢に憧れてただけ。認めたくはない自分の限界…。
しかし、諦めなければ差し照らされる一筋の夢への光。
星の街で本当に星になれるのはほんの一握りだが、夢は叶う。
が、全てを手に入れる事は出来ない。
成功するとは同時に、何かを諦めなければいけない。
あの時あの決断をしていれば、また違った夢があったかもしれない。
それもそれで幸せな夢。
選択出来た夢と、今現実の夢。
どちらが良かったかなんて誰にも自分にも決められない。
自分でそれを選んだのだから。
切ない名残りを抱きつつ、人は今この現実で、夢を追いかけ続ける。
映画と、音楽と、夢と、エマ・ストーンと…。
本作はそれらの魔法のようなセッションだ!
最高というわけではなかった
前半は非常に退屈で、後半ジワジワきて結末は非常に面白かった、というのが素直な感想。
ミュージカルとはいえ、そんなに強引に歌い出したり踊り出したりするわけでもなく、ミュージカルにした必然性みたいなものすら感じたので、ミュージカル映画として捉えない方がいいかもしれない。あくまでもロサンゼルスにおけるショウビズ界の一面を描いた物語だった気がする。
結末なんか非常によく考えたものだと納得させられるところが確かに多かったけれど、自分としては決して最高というわけではなかった。
レトリックなものを求めるとしたら、もっと完璧な絵づくりや面白い展開が必要なのかも──ジーン・ケリーやスタンリー・ドーネンが作り出した作品を思いながら、そう思ってしまった。
エマ・ストーン最高、男優と監督はこれからの人だなぁと思ったわけで、そういったことからも波乱のアカデミーの結果ではあったけれど、至極納得して劇場をあとにした。
いいですね。 エンディングを迎えて最初に思ったのは、 あれ、もう終...
いいですね。
エンディングを迎えて最初に思ったのは、
あれ、もう終わり?ということ。
120分以上の映画が90分くらいの体感でした。
続きがもっと見たいというか、
ここで終わっちゃうの?みたいな、
物足りなさもやや感じました。
そんなわけで、
見た直後はあれ、まぁこんなもんか?
期待し過ぎてたかな?
と思ったのですが、
一晩自分の中で寝かせてから振り返ってみると、
感動がだんだんジワジワ来る。
主演の二人の魅力については言うまでもなく、
音楽もダンスも感動的。
キラキラした夢が詰まってる一方で、
思い通りにはいかない現実との対比。
まあ、とは言っても十分過ぎるほどの
サクセスストーリーではあるんですけど。
私には珍しく、
もう一度映画館で見たいと思える作品でした。
ザ・ハリウッド映画。
良くも悪くもまったく期待を裏切らないザ・ハリウッド映画。
ラストシーンのふたりの表情はもうほんとに格好よい。愛情だけでなく同志のような友情でもつながったふたりの別れをよくよく表現しています。
青春ラブストーリーだと思います。
こんなに派手な世界ではありませんでしたが、自分の青春時代を思い出させてもらいました。
自分は異性には愛情だけでなく、友情を求めてしまうことにも気が付きました。
…でも、ちょっとあまりに世界が違いすぎるな(笑)
中途半端なミュージカル
先週末公開され、週末興行成績は、
初登場1位で、土日の2日間で、29万人4億円の成績を上げました。
米国アカデミー賞では、惜しくも作品賞を逃したのですが、
本日見たところ、「さもありなん」と感じました。
これでは、作品賞は取れません!
「中途半端なミュージカル」なのです。
お薦めできません!
Julie Andrewsの様な歌唱力で勝負する
"The Sound of Music"(1965)や"Mary Poppins"(1964)でもなく、
はたまた、
"West Side Story"(1961)の様に、ダンスで勝負する訳でもなく、
はたまた、
「シェルブールの雨傘」(1964)の様に、全編を歌で進める訳でもなく、
はたまた、
「アナ雪」(2013)の様に、作品の「訴求性」で勝負する訳でもありません。
ただただ、
平凡な歌と踊りとストーリーでした。
Michi
[PS]
ただ、当該作品のお蔭で、自分の人生を振り返る事が出来ました。
自分の夢である職業に就ける人は稀です。
夢を追い続ける事は必要でしょうが、
夢をあきらめた世界で、もっと大きな夢をつかむ場合もあります。
人生とは、解らないものです。
「たられば」族にならず、前に進む勇気を持ちましょう。
ラスト近くのシーンでライアン・ゴズリングの想像上の回想シーンが8ミリフィルム風に挿入されるのだが、ここが泣ける。
Movix堺で映画「ラ・ラ・ランド」(La La Land)を見た。
第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、
第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。
第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートを受け、
チェゼル監督が史上最年少で監督賞を受賞したほか、
エマ・ストーンの主演女優賞など計6部門でオスカー像を獲得した作品である。
話題の映画なので土曜日曜は観客がかなり多いらしい。
そういえば前日の日曜日は朝いちばんからMovix堺の劇場待合場は人が多かった。
東京方面ではどの劇場も連日満席のようだと今朝のMBSラジオ『ありがとう浜村淳です』で言っていた。
自分たち夫婦は平日月曜日の午前中に劇場に行ったので楽に見ることができた。
冒頭、渋滞中のハイウェイ上で黄色いワンピースの女性が、車から降りて唄い踊りだす。
続けて多くの人たちが道路上に出てきて唄い踊りはじめる。
2012年公開の「レ・ミゼラブル」のように劇途中で唐突に歌がはじまるような不自然さを感じることはほとんどなく、映画全編を通じて自然に歌や踊りが挿入される。
多くの美女やイケメンが唄い踊り、こった演出も少なくなくお金がふんだんに使われているなあと感じさせる。
ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、それぞれの夢や希望に向けてせいいっぱい生きる二人だが、理想と現実のはざまで衝突することもあった。
ラスト近くのシーンでライアン・ゴズリングの想像上の回想シーンが8ミリフィルム風に挿入されるのだが、ここが泣ける。
上映時間は128分。
長さを感じることはない。
これは記録的なヒットが想像できる作品であるとともに観た人の記憶にも長く残る作品だと思う。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
予告編で期待しすぎてしまった
予告編で涙が出るほど感動して、すぐにIMAXで鑑賞しました。
出だしのワクワク感、魅力的な主役二人、きれいな画面、美しい音楽…どれも素敵だったのですが。
予告編を見て脳内補完していた"夢と現実との葛藤""絶望から這い上がるドラマ"などが期待していたほどではなく、あっさりした印象でした。
前半部分の歌とダンスの盛り上がりに対し、後半は現実世界を描いているせいか、歌もダンスも出てこない。
人は楽しい事だけ歌い踊るわけではないよね?というモヤモヤが残りました。
いわゆるミュージカル映画ではなかった。
音楽も映像もダンスもエンターテイメントとして最高だったけど、結局のところそこは飾りでしかなくて、この映画がミュージカル映画である必要があったことに、ラストで思い知らされる。どうしたって2人は結ばれないんだってことを、あのラストのミュージカルシーンで見せつけられた。ああだったら、こうだったら、は全部ミュージカルのようにおとぎ話でキラキラしてて、でもこの映画っておとぎ話で終わるんじゃなくて現実がちゃんと存在してて。ミュージカルという要素は、ラストの表現方法のために引っ張ってきたものだったのだ。だからラストまでこの映画のミュージカルシーンに違和感を覚え続けた。現実はミュージカルのようにはならないんだということを、ミュージカルという表現方法によって知らしめているのが、この映画の魅力であり、ストーリーとして確固たるものを築いてる証。ミュージカル映画は大抵ミュージカルで終わるけど、この映画はあくまでミュージカルという表現方法を使った物語なんだと。あぁ、そう思うとこの映画をミュージカル映画として括っていいものか、悩ましい。
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